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神血の魔導士  作者: yuki
序章 神帝国の少女編
13/22

13.決着と真実

ちょっと遅れました。すみません!!

蒼電(ルーシア)弾丸(バレット)!!」

防御魔法(シェード)!!」


ついに決勝戦が始まった。対戦相手はエティだが決勝戦に来れるぐらい強いとは思っていなかった。そしてさらに私の蒼電(ルーシア)弾丸(バレット)防御魔法(シェード)で防いだのだった。


「どうだいアウラこれぐらいは防げるんだよ!!」

「そうみたいですわね。ならもっと威力をあげさせてもらいますわ!!」


防がれるなら、それを上回る貫通力で撃てばいい。ただそれだけの話だった。因みこの魔法はただ雷の弾丸を飛ばしているだけでなく、風魔法と空間魔法を使って気圧を下げた状態の空間を筒状に相手まで伸ばして、その中を雷の弾丸が光速で飛来するという仕組みだ。威力的にみても遠距離スタンガンのようなものだけれど威力は調整可能だから殺傷力を上げることもできる。またその筒状の空間は自在に曲げることも出来て、相手の意表をついた裏から攻撃することも可能だ。まあ防御魔法(シェード)は自分の周りを囲むように発生するから本来あまり意味はないんだけどね、本来は。



蒼電(ルーシア)弾丸(バレット)!!」

防御魔法(シェード)!!!」



「そ、そんな………」



私が威力を上げて撃った魔法が又してもエティに防がれてしまった。これは今回の受験者の中でダントツで強い部類に入っているかもしれない。これは認識を改めないとね。.......じゃなくてどうやって倒そうかな?

まだ蒼電(ルーシア)弾丸(バレット)の威力は上げられるからエティの防御魔法(シェード)を破れるくらいにはできると思うけど、万が一ということもあるからこれ以上威力を上げるのは好ましく無い。かと言って他の魔法を見せようとはまだ思ってないから、防御魔法(シェード)の裏をかいて攻撃するしか無いかな。

しかし今は戦いの最中だからあまり考え事も出来ないしなぁ。仕方ない肉弾戦をするつもりはないけどとりあえずエティに肉薄してから至近距離で魔法を撃つしかないかな。


私はそう決断すると直ぐに行動に移した。


火炎弾(フローガ)!!」

「エティは音魔法(ソニック)が得意ではないのですか?」

「そう、だけど、それ以外にも、使えるよ!!」


どうやら向こうは必死で応戦しているらしい。と言っても私はステップで魔法を避けているだけなんだけどね。


「そろそろ行かせて貰いますわ!!」

「来いっ、アウラ!!」


うん。まだまだ余裕みたいですね。なら遠慮なく行かせていただきますよ。


私はエティとの距離を一瞬で詰めた。


「!!!」

「何だ、今のは?」

「移動するための魔法じゃないか?」

「一瞬だったぞ.......」


私が距離を詰めたのとほぼ同時に、エティも距離を取ろうとした。しかし私の加速の方が早く直ぐに追いついた。


「は、早い!!」

「いきますよ、エティ!!」


私はエティの前に着地すると一瞬だけ左右にステップを踏んで、その後ジャンプしてエティの視界から逃れつつエティの背後を取った。


「き、消えた!!」

蒼電(ルーシア)の弾丸バレット)!!」


私は至近距離からエティの首筋に魔法を放った。


「うっ.......」



バタッ



「................」

「し、勝者、アウラ=レオニダス=フォン=フランク!!」

「「うおぉぉぉぉーーー!!!」」

「すごい戦いだったね!!

「最後の攻防は見えなかったなぁ。」

「まさかエスラティス殿下が負けるなんて。」

「あの子見た目だけじゃなく、実力もあるってんのかよ。」



.......ん?今凄いことを聞いたような.....



「痛たた、やるねアウラ。」

「あ、ありがとうございますですわ。」

「本当に凄いよ。まさかあそこで接近してくるとは思わなかったよ。」


「エスラティオス様も素晴らしい戦いでしたよ!!」

「殿下にふさわしい力量でございましたわ!!」


なんか会話に入ってきた2人がエティのことを褒めてるけど、これはまずいね。エティに対してずっと無礼な態度を取っていたなんて....


「殿下!!申し訳ありませんでした。私のような田舎貴族ではありますが、殿下の名前を存じ上げておらず、その上大層無礼な態度を取ってしまったことを深くお詫び申し上げたく思います!!」

「ちょっとアウラ?急にどうしたの?」

「本当に申し上げございませんでした。今までの御無礼申し上げても許されるものではないと存じ上げております!!」

「本当に辞めて欲しいんだ、アウラ!!僕はそういうのが大嫌いなんだよ!!」


やっぱり猫を被ったような今の喋り方だったら私いつかボロが出そうなんだよね。丁度いいし猫かぶりはやめようかな。あとついでに眼鏡も。


「...........エティを困らせるぐらいだったら、いつもの態度でもいいかな。と言うかいつもの態度も正直息苦しいぐらいだったし丁度いいかも。」

「アウラ?」

「ごめんねエティ。私、作法とかあんまり教えてもらってないから目上の人に対する礼儀ってものがないと思うんだけど、それでもいいならこの口調でもいいかな?」

「う、うん!!僕も立場上...というか黙っててごめんんね、アウラ。同級生にも関わらず敬語を使われるのは仕方のない事なんだけどやっぱり嫌なんだよね。せめてアウラだけでも対等な関係のように話せたらいいなぁ....なんて......」

「そうよね、王子様だったらそれもしょうがないんじゃない?」

「うん.....と言うかお嬢様喋りも無理してやってたの?」

「お嬢様喋りって......まあ無理はしてたかな。こっちの喋り方が素だからあの言葉使いをきつかったかも。」



あーあ。あの家に来たばかりの頃から自主的に言葉使いを綺麗にしていたつもりだったんだけど、やっぱり良家育ちじゃない私には無理だったね。日本でもっと金持ちの家に生まれてたら言葉使いももっとお上品になったのかもしれない。


「そうなんだ...色々と大変なんだね。」


エティ心配されてしまった。まさか年下に、いや今は同い年だけど。


「.......それではこれをもって本日の入学試験を終了とする。受験者は速やかに帰宅するように。」



こうして王立高等学校入学試験が終わった。

....あ、エティのフルネーム聞くの忘れてた......







今回の話で一旦章を区切りたいと思います。次からは高等学校編です(仮)。

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