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割とユルい戦闘員の日常 ~喫茶と幹部と時々悪行~  作者: 岩滝 将大
第一章 プロローグ~或いは組織の平常運転~
1/7

ザ・人物設定(随時設定追加予定)

 小野 (すぐる)

  人間 29歳 男性

  日本出身

 

 本作品の主人公 通称「スオウ」

 新社会人になって早々に誘拐&洗脳された元一般人。

 洗脳の効果が微妙に薄く、正常な判断能力を保持したまま戦闘員になった。

 凡庸な顔付きだと認識しているが、それは優男系のカッコ良さを望んでいるため。黒髪黒目で彫りが深く、シヴい系のカッコ良さという点で見れば組織内で五指に入る。但し諸々の事情により残念なイケメン。

 コーヒーのドリッパーは一通り揃えて且つ極めていて、組織内においてかなり人気が高い。


 副業として、イブゾーク関係者だった先代マスターから譲り受けた喫茶店を営んでいる。

 ノリと勢いに定評があり、常識人の皮を被った芸人枠と言われることもある。が、本人は常識人だと主張している。

 今ではすっかり逸般人と成り果て、ズレたツッコミとコーヒーを振り撒く雑用係として日々を過ごしている。


 戦闘員であるため、玉砕覚悟でしぶとく生き残る。

 それでも昇格しないのはきっと幹部の我儘(コーヒー)のため。

 座右の銘は「エスプレッソマシンは邪道」「過ぎたるは及ばざるが如し」「戦いは火力」。



 ガウルン

  龍怪人 1020歳(?) 男性

  異界出身 魔術系


 幹部唯一の常識人にして最後の砦。

 六幹部の一角にして、『怒涛』の二つ名を持つ仙術師。最古参メンバーの一人。

 仙術を始めとして、魔術や陰陽術に精通している。


 普段は龍怪人の姿を取っており、表に顔を出す際はロマンスグレーのナイスなひげダンディの姿を好んで取っている。

 どういう術を使用しているのかは不明だが、性別や年齢も自在に変更できるらしい。

 性格は正に好々爺のイメージをそのまま投影したかの様。しかし性格に反して、戦術指揮は悪辣且つ辛辣。

 実年齢は本人も覚えておらず、外見に反して老成しているどころか枯れているレベル。


 スオウと波長が合うらしく、頻繁に二人で居る所を目撃されている。


 作戦においては主に裏方にまわり、自ら打って出ることは少ない。

 戦闘の際は、相手を結界に封じた上で中を逃げ場なく攻撃で満たして圧殺することを基本とし、水系統の術を好む。

 座右の銘は「頑張り過ぎない」「戦いは圧力」「明鏡止水」

 偽名として「門美郷(かどみさと) 龍堅(りゅうけん)」を名乗る。表向きにはオカルト専門の考古学者。



 キリク

  麒怪人 500歳 女性

  地球・アジア圏出身 魔術系


 六幹部の一角にして、『炎駒』の二つ名を持つ拳士。

 シェンクと並び、武闘系の双璧と謳われている。中国武術を含めアジア圏の武術を一通り修めており、特に李氏八極拳を好む。

 「仙獣変生の術」により人の身を捨て、全盛期の肉体を維持している。

 なお、肌の全盛期と肉体の全盛期は別口らしい。


 生来より保有する気の性質が火に近しい事もあり、普通の麒麟になる所を陰陽五行の内で火気を司る「炎駒」の姿を取る。

 アジトでも人間態を取る数少ない人物で、黒髪赤眼の中性的な女性の姿で出歩いている。

 武術バカとバトルジャンキーの気があるが、明るくハキハキとした性格。寧ろ覇気覇気としていると評されることも。


 専門は薬品による肉体強化や洗脳だが、百薬百毒を自在に行使・精製出来るため、尋問や暗殺までも得意とする。

 武術家でもあるため気の操作も一流で、気を火へと変化させたものを打撃に乗せるほか、気弾として撃ち出すなどといった形で用いている。

 座右の銘は「勝ち取ってこそ救い」「食べろ、飲め、遊べ。死後に快楽はなし」「戦いは数」

 中国出身だが、来歴も相まって偽名が豊富。おもに「(かがみ) 花梨(かりん)」を名乗り、中国武術の道場を営む。



 シェンク

  虎怪人 30歳 男性

  地球・日本出身 科学系


 六幹部の一角にして、『夕凪』の二つ名を持つ戦士。

 キリクと共に、武闘系の双璧と呼ばれる。主として片手斧を好んで用いるが、武器であるならば如何なる物も自在に操る。

 イブゾークでは珍しい、純正の人造人間。

 

 普段は怪人体で過ごしており、ホワイトタイガーの姿を取る。なお、白虎は魔術的に別の意味を持つため、事ある毎に訂正を入れるのが半ば癖となっている。

 人間態は面長の美男子だが、髪も目も黒というには色が薄い。老化速度が非常に遅いため、未だに高校生に見られるほど若々しい。

 精神年齢が一番若いこともあり、気前の良い兄貴分な性格。歯に衣着せぬ物言いで余計な一言を付け加え、思い切りドつかれる。


 ワンマンアーミーを気取っていた頃に準備物を悉く破壊され地獄を見たことがあり、それ以来事前準備を重要視するようになり、それが転じて後方支援のプロフェッショナルとなった。

 取り回しが良く威力があるため片手斧を好み、キリク直伝の暗器術により多数の片手武器を携帯している。

 体格に頼り過ぎない戦いをするため、勝てる人間はあまり居ない。(しかし経験が足りないためか、幹部内では勝率ワースト1)

 座右の銘は「為せば成る為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」「一撃必殺」「戦いはパワー」

 「榊原 虎徹」を偽名として名乗っているが、戸籍上の本名は別にある。フレスの邸宅(と言う名のアジト正面玄関)で家事手伝いをしている。



 ライノール

  犀怪人 25歳 男性

  地球・日本出身 魔術系


 六幹部の一角にして、『石動』の二つ名を剣術家。

「待ち」の剣術である抜刀術を得意としており、防戦に徹するならキリクと同格と言われている。

 とある事情によりあらゆる剣術が混ざり合っており、我流に近い戦法を取る。特徴的な技だけはそのまま使用可能。


 一応常識人枠ではあるが、時折バグる。(正確にはストレス過剰時に安全装置が働くため。その間の記憶はない。)

 渋く若々しい顔立ちの男性の姿を取る。普段は人間態、戦闘時のみ怪人態を取る。

 性格は冷静沈着そのもの。イジられ慣れていないせいか、反応が初々しい。


 基本的には作戦参謀として振舞っている。

 抜刀術を基本としているが、それは護衛が主眼に置かれた修行のため。そのためり、通常の剣術でも一流かそれ以上に扱える。

 座右の銘は、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」「虎穴に入らずんば虎子を得ず」「戦いはタイミング」

 「武見(たけみ) 俊一(しゅんいち)」を偽名として名乗り、フレスの邸宅(と言う名の以下略)で執事をしている。


 フレス

  鷹怪人 900歳 女性

  地球・ヨーロッパ圏出身 魔術系


 六幹部の一角にして、『瞬光』の二つ名を魔術師。

 人体改造のスペシャリストであり、技術部門の統括者。イブゾーク歴代幹部の中でも珍しい純粋な後衛。ガウルンと同じく最古参。

 魔術師と言うよりも魔術研究者であり、世界を駆け回っていたらしい。

 研究の旅の途中にガウルンと出会い、以後師弟に近い間柄となり、総帥と共にイブゾークを起ち上げる。

 魔法、特にウィッチクラフト・ケルト・ルーンの3系統を得意とし、それらを用いた人体改造術の完成度は非常に高い。

 その効果は目覚しく、他の組織と比べおよそ2割ほどポテンシャルが高くなる。幹部候補のほぼ全員が、彼女の施術によって怪人となった。


 種族的には「ハーピィ」に近しく、怪人体であっても翼がある以外は人に近しい姿となる。

 ほっそりとした顔付きと切れ長の目、そして妖艶と評するに値する体型のクールビューティーに見えるが、後述する改造癖がある上に「興味が出たら即爆進」であるため、残念な美人というのが組織全員(戦闘員含む)の共通認識。

 マッドサイエンティストな性格をしているが、どことなくお嬢様的な雰囲気を纏っている。但し比率が19:1レベルなので、結局残念な美人。


 元々研究がメインだったため前線に出ることは滅多に無い。一年の4割は研究所に篭っていると言われている。

 改造癖があり、度々怪我をした戦闘員を何の脈絡も無く改造し、稀にチョイスがおかしい怪人を生み出す。(筆頭格が♀ヘラクレスオオカブト怪人。本人は男性。)

 戦闘に出たことは、発足当時から数えても片手で数えられるほどしか無く、戦闘スタイルは不明。

 座右の銘は「一分野で極まれば割と何でもどうにかできる」「正面から掛かって来るなら横合いからパンツァーファウスト」「戦いは詭道」

 偽名は名乗らず、かつての本名である「フレス・∨(フォン)・レースベルク」を名乗る。名前から貴族だったと想像できるが……



 "総帥"

  種族不明 最低550歳 男性

  出身不明 系統不明


 秘密結社イブゾークを束ねる最高責任者。

 性別を除くあらゆるパーソナリティが不明であり、その正体の全容は最古参であるガウルンとフレスさえも把握しきれていない。

 解っているのは、イブゾークの前身が結成された当初から生きている事と、魔術ではない超常の力を扱う事だけである。


 外見は、銀の縁取りとわずかな装飾の入った漆黒の全身鎧フルプレートアーマーに、全身を覆い隠すほどの大きさのマントを着用した姿。

 掴みどころがなく飄々とした性格だが、異常にフットワークが軽く、気がついたら執務室から消えていたなんてこともしばしば。オンとオフの差が激しいことでも有名。

 スオウの喫茶店にも度々来店しているらしい。


 悪魔的手腕でもって数々の組織を併呑し、中規模の都道府県の半分ほどを支配下においている。これは、世間一般で言う悪の組織の中では五指に入る規模である。

 前線に出た回数はフレスに輪をかけて少なく、全距離に対応出来る事ぐらいしか判明していない。

 執務室から出た所を目撃されたことは少なく、見た時点で一年の運を全て使い果たすと噂される。



 ロウル/出雲才蔵

  鵺怪人 年齢不詳 男性

  日本出身 魔術系


 『朧』の二つ名を持つ鵺怪人で、幹部候補。さり気なく組織最年長。

 非常に人懐っこい性格をしている。

 なぜイブゾークに入ったかなどは不明であり、時折総帥と二人で会話しているらしい。(幹部以外にこの事を知るものは居ない)

 人間態は、彫りの浅いイケメンフェイス。黒髪黒目だが、若干ブラウン寄り。若干、甘ったるい雰囲気だが三枚目(と言うより芸人気質+兄貴)。

 鵺であるが故に化かす・惑わす事に長け、遠距離・近距離・剛・柔と変幻自在の戦法を用いる。

 


 ドゥームコンドル

  コンドル怪人 30歳 男性

  日本出身 科学系


 スオウの同期だった人物が、フレスの気まぐれによって改造され誕生した怪人。

 コンドルをベースに作られた後天性のキメラであり、肉体は脳を除いて完全に別物。

 一部機能維持にインプラントを施されており、その影響故か人化不能。

 戦闘員時代から無茶をしていたらしいが……



 クー&リン

  山猫怪人 20歳 女性

  アメリカ出身 魔術系


 双子の山猫怪人。本名は別にあるが、怪人としての名前のほうが短く可愛いとしてそちらで呼ばせている。

 組織に入るまでの経緯はおよそスオウと同じであり、身体能力の高さから即座に改造手術を受け今に至る。


 種族は「術式変生獣人マギ・ライカンスロープ」。魔術的な儀式によって獣の姿を得た者の総称であり、魔術に対する適正が極めて高い。

 リンは全ての魔力を肉体強化に回すため馬鹿力。対して、クーは魔力を何らかの属性に変換し攻撃に乗せるスタイルである。

 クーは技、リンは力といった具合に適正が分かれており、リンは自他ともに認めるバトルジャンキー。

 リンが暴走してクーが治めると言う流れが割と最初から完成している。

 人間態になる(戻る)事がまだできないため、基本的にアジトの中でひたすらに研鑽を重ねている。

 ただ、二卵性双生児だったためあまり似ていないとは本人達の談。

 キリクの影響を受け、中華系民族衣装を好んで着ている。(戦闘時は大概チャイナドレス)



 バルド

  豹怪人 26歳 男性

  日本出身 科学・魔術複合


 他の組織では珍しい、科学と魔術の複合技術により生まれた怪人。

 元戦闘員であり、瀕死の重傷を負った際に改造手術を受けた。この時点ではまだ魔術の単系統だったが、その後の作戦中に相打ちに近い状態で勝利。

 目覚しい戦果をあげていたため、戦果を惜しんだ幹部陣の意向により再改造を受け、「機術複合型変生獣人テクノマギ・ライカンスロープ」として死を免れた。

 それ故に人化が不可能となってしまい、そのストレスにより性格が変わっている。

 人化出来ないため、人だった頃の名は捨てた。

 現在はかなり粗暴でキレやすい。それで居ながら戦闘技術と戦術眼は衰えていないため、近隣のヒーローたちに恐れられている。

 機械由来の圧倒的なパワーと魔術由来のスピードを用いての速攻を基本としている。

 外見は、鋼鉄製の豹獣人。



 鴉怪人

 メスカブト怪人

 メスクワガタ怪人

 パキケファロ怪人


 フレス被害者の会の皆様。他にも10名ほど確認されている。

 鴉なせいで虐められる・ヘラクレスなのにメス・最大の武器である頭突きを使う機会がないなどの理由で結構荒れている。メスのヒラタクワガタ怪人が新たに参入。

 ただ、その荒れっぷりが戦果に繋がっているので放置されている。そして其れが再び……という負のループが成立しているため手が出せない。

 合言葉は「いつかブン殴る」。未だ勇者は現れず。



 オペ子さんたち


 他の組織からの出向組だったり、組織の人間の身内だったりする。だいたい美人。

 そこら辺は総帥の拘りロマンである。



 一般戦闘員


 毎度毎度儚く散りゆく皆様。大概脳筋。

 スーツのお陰であんまり死なないので、無茶する奴が多い。

 脅威の死亡率5%以下を誇る。ただし脳筋。



 開発部の皆さん


 SAN値がアンダーフローしているんじゃないかと思えてくる変態共。

 曰く「スタート地点の段階で進む方角を致命的に間違えている」。

 曰く「あらぬ方向へ全力で突き進んだ天才」。

 曰く「激流に身を任せどうかしている連中」。

 マシンマキシマム思想が蔓延っている嫌いがある。




2012/6/18 改訂

2012/7/78 設定追加

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