5話 vsゴレーム
地を揺らしながら、ゆっくり…ゆっくりと近づいてくる巨大なゴーレム。
「にっ…逃げろぉぉ!!なんだアレなんだアレなんだアレっ!!!勝てるわけがない――っ!!」
うん、まぁ気持ちは分かるよ。僕もこいつは普通にビビる。デカいし。というか、この人らはパニックになるしか脳がないのかね…
まぁとにかく、アレは恐らくこの世界の敵の一種…という感じかな?それにしちゃボスクラスかよってくらいデカいんだけど…
あ、元いた奴らいつの間にか全員逃げてやがる。僕も逃げようかな……、いや、逆にだ。アイツを倒せばもしかしてだが莫大な経験値が手にはいるのでは…?うむ、そうと考えれば仕留めた方が得な気がする!っていうことで!
「ゴォォォォォ―――」
「うひゃー、でっ…か!」
倒すとしますか!…まぁ、鞭でどんだけ出来るんだという話ではあるんだけど。
とりあえず、鞭をゴーレムの体に打ち付けてみる。
ペチって音がした。
「ゴォォォォ――」
………うん、効いてないね。別に傷ついてないよ?分かりきってたことだし。
さて、普通にやるだけじゃ無理となると、取るべき手段は1つ。
「―――そう!目潰し!!ってわけでとうっ!」
…一応、一応擁護しておくと真面目です。見た感じ明らかに目が核っぽい見た目してるんだもの、しょうがない。
「ゴォォ――ッ!!?」
「おぉっ!?効いた!?」
「ゴォォォォォォ―――ッ!!!」
やっべぇこのゴーレム、キレやがった…。まぁ、目に物ぶん投げられたら、そりゃあキレるか。僕でもキレる。やられた事あるから分かるし。
「ゴォ――、オォッ―!!」
「うわひゃっ」
――っと、急に腕を思いっきり振り下ろしてきやがった。ギリッギリで避けれたが攻撃範囲と威力がさっきまでと段違いだな…食らったらたぶん一発で死ぬだろう。
そんな風に思考を巡らせていたのだが、そこで異変に気がついた。ゴーレムが動かないのだ。いくらでも攻撃できると思うんだが、なんで…?
「……ゴォォ…ゴォォォ……」
「…まさかとは思うんだけどキミさ、手突っ込んで抜けなくなったとかそういう感じ?」
「ゴォォ!!ゴォォォォ――!!」
「……あ、そう」
このゴーレム、アホだな?さては。ちょっとずつ動いてはいるようだが、未だに腕は抜けておらず。……本気で馬鹿だと思う。
そこで、僕は気づいた。何にかというと…そう!ゴーレムの今の姿勢はほぼうつ伏せ…!なので僕の攻撃が届く位置に弱点である目玉がある…!という事にである!!
ペチッ
「ゴォォォ――!!」
うん、先は長そうね…。
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――1時間半後。
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ゴーレムを撃破しました!
レベルが6に上がりました!
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やっと倒せた…のはいいんだが、凄く気になることがある。
「しょっぱ」
リュウヤ:こいついつになったら魔物使うんだろ…
ゴーレム:愉快なかませ




