4話 掃討
向かってくる人間、ざっと30人。
「アイツは人殺しだ!」
「容赦するんじゃねぇぞ!俺らも殺られるかもしれねぇんだ!!」
「殺られるくらいならこっちが倒さないと…!」
どうやら、公衆の面前で人を殺しちゃったのがマズかったらしい。……そりゃあそうか。
「一応言うんだが!!アイツは襲いかかってきたから殺っただけだ!!お前らが襲って来るってんなら同じ目に遭うだけだ!」
「黙れよ!この人殺しぃ!!」
リーダーらしき人物が声を荒らげ、それに周りも同調する。あーダメだなぁ…。説得は無理そうだし、タラタラやってたら普通に殺されそうだ。なんてったって僕まだレベル3だし。
「じゃ、いいや。死んでも自業自得ってことで」
とりあえず、投げられたナイフときりかかってくる長剣を身をよじって避ける。多少掠るがしょうがないと割り切る。
「んで、反撃」
鞭を打った後、拾ったナイフを適当に投げる。一対一だと愚行だが、多対一なら、上手いこと当たってくれるだろ――っと、やっぱりだな。
「ぐっ」
「がぁっ…」
とりあえず、3人?ダウンした。さて次だが…お〜、近接戦闘職っぽい奴らが怯えて動かなくなった。これで大分楽になるな…。
「――っ!おい、撃て!あいつらは気にしなくていい!あんなんでも前衛だ、耐えるだろ」
「え、ですが……、いえ、わかりました!《火球》!」
「《氷槍》!」
よし、魔法来た!!んで思った通り、いくら専門とは言えレベル1だ!規模と速度的にギリギリだが避けるのに間に合う!しかも俺を狙ってきていて周りには手負いと動けないやつしかいないっ!
「とうっ!」
「ひ…ひぃぃぃぃ!!逃げろ逃げろ逃げろぉ!」
俺は普通に避けれたが…あらま、数人焼けちゃってる。まぁ死ぬことないだろうけど…。とにかく、これで後は魔法避けながらボスとやるだけの消耗戦かな。
「おい、お前らぁ!!逃げろ!そいつはもういい、いいから逃げろ!死ぬぞ!!」
――ん?なに?なんかボスっぽい奴が慌ててる…
「化け物が!!出たんだっ!!!」
その瞬間、ソレが起こした地響きに僕らは揺られた。恐らくその元であろう方向に目を向けると――
「………ゴーレム?魔物じゃなくて?」
そう、恐らく5mを超えるであろう鋼鉄で作られた身体に紅く光る単眼を持つゴーレムが、僕らの前に立ち塞がっていた。
リュウヤ:言いがかりつけられて荒れてましたが落ち着きました。よかたね
モブ:可哀想な30人
ゴーレム:デカい硬い強いっていう方針でいけたらいいですが多分無理でしょうね




