2話 魔物使い(意味深)
さて、どうやら気を失ってたみたい。周りを見渡すと――
「おい!何なんだよこれはァ!!誰がやったんだ!?出てこいよ!説明しろ!」
「「「そうだそうだ!!」」」
………おっけ。だいたい理解した。ゲームやろうとしたら急に飛ばされて、それで皆パニックってことね。まぁ原因がゲームだとは限らないかもしれないけれど。
どうやら、これはいわゆる異世界転移ってやつらしい。う〜ん、ゲーム的な世界なのかな?やっぱり。あ、そうだ。一応確認しておこう。僕は職業で【魔物使い】を選んだわけだが、実際その…力?は使えるのだろうか。
てかどうしたら確認できるんだ…?とりあえず当てずっぽうに…。
「開け。」
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リュウヤLv,1
職業:【魔物使い】
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おっ、なんか出た。
ウンウン、ちゃんと職業は反映されてるらしいね。……ところで、何ができるんだろう?
「教えて。」
「鑑定。」
「検索。」
よし、わからん。保留!
とりあえず、この場にいても居心地悪いだけかな。離れてから方針を決めよう。
そう思って、僕はススススス――っと奥へ移動をした。そのとき、
「見ろ!あいつ逃げようとしてるぞ!!アイツが危ないんじゃないか!?」
「………落ち着けよ。んなわけないだろ?」
「そうですよ!僕らは同じプレイヤーどうしなんですし、そんな突っかかる事ないですよ!」
「い〜ぃや、俺にはわかる!あいつは怪しいね!!怪しい匂いがプンップンしやがる!!だから死ねィ!」
………なんかモヒカン男来たぁ…。しかも剣持ってりゅう…。え、これ喧嘩しないと駄目なタイプ?無理だよ、剣相手には普通に負けるよ?
てか、剣…どっから出したんだ?もしかして、アイツが【剣士】で専用装備みたいなもので出せたとか?なら―
「【魔物使い】の――っ、武器!!」
叫んでみた。鞭が出た。む…鞭…。え、魔物使いってそういう感じなんですかね!?
リュウヤ:鞭を出しました。どうやら魔物使い=調教、らしいですね。お〜こわ。
モヒカン(仮):パニクって馬鹿になってしまった可哀想な人。ネタバレすると次話で退場です。




