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スキルとは

『【スキル】は、持っている人と持っていない人で別れます。そして、【スキル】にはレベルがあります。』


『一番下のレベルのは少数の一般人でも持っている【スキル】』


『二番目は数少ない人が持つ【スペシャルスキル】』


『稀に持っていて、秀才達が持つ【ゴットスキル】』


『そして最後が、ほぼいないと言ってもいい天性のスキル【デットスキル】です。このスキルを持つ人はほとんどいません。』


『【デットスキル】に関しては持つ人がいないためほぼ都市伝説扱いされています。【デットスキル】も持つ人は身近にはあまりいません。』


それを聞いた三人はへぇ〜と関心していた。その時、彩芽には大きな疑問が生まれた。それは、


「ん? あれ? 聞き間違えかもしれないけど、確かさっきリア貰ってなかったか? 【デットスキル】てやつ……」


それを思い出した彩芽とスティーデンは、アワアワと焦る。それを思い出したリアは呑気に笑顔で嬉しそうにしていた。


「じゃあ、僕はその都市伝説の一人になってしまうね。いやぁ〜、僕はそうゆう類いは嫌いだか、悪くないね」


『ですが、そんな【スキル】でも自分の物にする事が出来ます。』


「「「えっ……? 」」」


揃ってびっくりした三人にX(エックス)は、淡々と話す。


『稀な【スキル】であるほど自分の物にしようとする(やから)が狙うことがあります。先程【スキル】には種類があると言いましたよね。』


「えぇ……確かにそう言ったわ。」


『【スキル】が稀であればあるほど闇市場で高く売られます。なので今この世界では【スキル狩り】などが問題視されているのです。』


『ある魔王軍の幹部の一人がスキルを自分のものにする為の魔道具を作ってしまい、それを裏世界で違法売買して貴族や王族には人気があるようです。』


思い雰囲気が部屋中を巡り巡ってリアも彩芽もスティーデンもとてもじゃないが生きた心地がしなかった。


自分達は国家レベルの大騒ぎがするような力を持っている。それがもしバレてしまった場合は、力を取られ危ない貴族に悪用され自分達は用済みになり、もしかしたら殺されてしまうのではないか三人は同時に考えた。


それを見たXは何とも気まずい空気に、何か安心させられる言葉はないのかと考える。


『ですが、限度があり、もしも相手が【スペシャルスキル上級】【ゴットスキル】か、それ以上を持っていた場合は、この魔道具には効果がありません。』


それを聞いた三人の表情は先程よりも空気が軽くなり、それを見たXは安堵するが、Xの油断した余計な一言により、また三人の空気は重くなる。


『ですが油断してはなりません。命令を聞くために、()()()()()を首につけられます。そして、烙印(らくいん)のレベルによって一生奴隷の人もいます。』


ズーンとまた暗くなる三人。今少しこの世界で安心して過ごせると思っていた三人は結局自分達は縛られてしまうことにはぁ〜と大きなため息が出てくる。


だが、リアは見ていた。この話をしている間のX(エックス)は、顔を歪ませまるで小説やミステリードラマに出てくるようなとても強い復讐心を持ったような顔に。


そして三人は、X(エックス)が言ったことを思い出したかのように振り返り汗を垂れ流し焦る。


さっきあの変態ジジイが言っていたことを三人は思い出したのだ。


その時、三人は、当たって欲しくない考えが思い浮かびスティーデンもリアも彩芽も黙り込んでしまう、この嫌な考えが当たって欲しくないから。


だが聞かなきゃいけない、知らない情報は確かめなきゃいけないのに、三人は聞く勇気が出せなかった。


だがここに勇気を出してX(エックス)に聞く勇者が現れた。


「あの……X(エックス)、今言っていた奴隷の烙印てさ……私達の首についてないよね?? 」


それを聞いたのは、【天才子役】彩芽だった。


それを聞いたX(エックス)は確かめるために彩芽の首元を触れ首後ろに手を回し探っていた。


触り方がくすぐったかったのか彩芽は少し笑ってしまっていた。 そしてX(エックス)は違和感を感じたのか彩芽の背中を向け後ろ首を見て固まっていた。


X(エックス)は少し汗冷が流れ彩芽をぐるりと回して申し訳なさそうな顔をする。


『申し訳ごさいません、彩芽様。大変御無礼なのですが、奴隷の烙印についてでですが……付いてます……烙印。』


それを聞いたリアとスティーデンは、ガックリと床に足を付け手を顔に付けて落胆する。


彩芽が烙印が付いているのなら自分達にも付いているのだと確信し、あの変態ジジイにキレそうになっていた。


『それもこれは、【アブノーマル烙印】ではありませんか。ですがこれは違法なので、もし見つかった場合は【死刑】になるレベルですのに……』


「えっ!! あの変態ジジイ死刑になるのか?! 」


さっきまで落胆していたリアは、顔を上げてキラキラしていた。が、


『ですが王族ですので、もし見つかっても死刑にはならないと思います。』


それを聞いたリアはまた落胆して、さっきよりも落ち込んで懇願していた。


「ねぇ、さっきこの烙印には種類がある、てさっき言っていたよね? どうゆうのなの? 」


彩芽は気になりX(エックス)に聞くと、X(エックス)は少し考えるポーズをとる。


答えが出たのか、淡々と説明し始めた。

【スキル】

スキルには【上級スキル】【中級スキル】【下級スキル】とレベルがあり、スキルにも【スキル】【スペシャルスキル】【ゴットスキル】【デットスキル】と、【スキル】から【デットスキル】で持つ人は数少なく稀である。


【奴隷の烙印】

この烙印には種類があり、物によってはとても危ない能力を持っていいる物もある。

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