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パンクな世界で黒猫と  作者: ruhuna
3/4

起死回生の一手

どうも 小説を書くのって難しいですね

今は非常にまずい状態である

私は今廃ビルの屋上で事なきを得ているが、

ここが見つかるのも時間の問題だろう


「今ここを離れる上で簡単なのが列車に乗ること何だよね~」

にゃー

列車に乗るためには駅にいかなくてはならない

人が多く身を隠しやすいが監視の目も尋常じゃないだろう

他の方法を考えてみよう

徒歩で遠くまで逃げる 

コレもいい案だしかし問題は時間がかかることそれに昨日充電し忘れた

左足のバッテリーが半分を切ってること


色々案を出したが結局列車に乗ることにした


「どうやって駅まで行くか」

ビルの屋上をつたいながら行くこともできるがジャンプを多用するため

バッテリーが温存できない

地下通路 いやしかし地下通路は出口に限りがある逃げ込めたとて出口で捕まってしまう


「地下通路から行くか!」

そう決心をする

「行くよ え~~と猫!」

にゃー

どうやら猫も自信満々のようだ


廃ビルの影に隠れながら地下道の入口に入る


ダッダッダッ

音が反響して響き渡る 猫を腕に抱えたまま急いで走る

地下通路ならどこからLOMFが来るのかわかりやすいだが、逆もしかりだ

嫌な予感がしたが、おそらく神経が張り詰めているせいだろう


その動きを一台のカメラが捉えていた


《第二容疑者ト思ワレル人物ガ06地下道ニテ発見 逃走方面ハ7010(ナナマルヒトマル)駅方面》

《直チニ向カイ確保シロ》


その時 地下道に響き渡る足音が自分のだけではないと気がついた



「やっば! もう目の前にいる」


なんとか曲がったものの追いかけてくる


ダッダッダッ

急いで走る

この調子じゃ出口も塞がれているだろう

最悪の事態だ

急いで出口に向かう

が 出口にはもうすでに数体のLOMFが待ち構えていたのであった。

階段前の影に隠れて出口を見る


「さ~てどうしようかね」

後ろから追いかけてきている

考えれる時間は少ない

ああーもーー


===回想===


「まあ あれだ 熱くなるのもいいが冷静さをかくなよ」


「はいはい冷静さを書いたら正しい判断ができないんでしょー」


「そうだ 覚えてるならいいが」


========


ゆっくりと深呼吸をし

出口に向かって突っ走る


出口にいるLOMFが銃を構えるよりも速くガバメントを抜き真上の蛍光灯に撃った

バン!


《視界暗転 暗視モードニ切リ替ワリマ》


切り替わる前に顔面にドロップキック そのまま駅に向かい走り出した


《対象者 駅ノ方面ニ逃走 繰リ返ス 駅ノ方面ニ逃走 》

数名のLOMFが振り向いたがカメラに写ったのは真っ白い世界だった


「そんな暗視状態で太陽を見るとね 認識できないでしょ~」

そう彼女はブルーム効果を利用したのだ

暗視機能は光を増幅させる

それを利用し通常の太陽の光を増幅させ光による視界不良を引き起こしたのだ


LOMFのカメラ機能は一時的にダウン

それによりなんとか突破することに成功した


にゃーーー!

ひたすらに走り改札を抜ける


後ろから鉄の雨粒が飛んでくる

それをなんとか遮蔽に隠れながら進む


「ちょっとごめんね~!」

周りの人はびっくりしたような眼で彼女を見る

そして今にも出発しそうな電車に滑り込む


「ふ~~~~    」

なんとか列車に乗ることができた

しかし安心してはならない降りる駅で

待ち伏せされているかもしれない

降りる駅……


……降りる駅決めてなかった……


「ああーどうしよ まじでどうしよ」

頭をフル回転させる

わからない


にゃ~?

「え~とね 降りる駅を決めてなかったんだよね~」

にゃ~!

どうやら合点が行ったようだ

むしろ決めてないことでRDSFの想定から外れるのでは?


どうでもいい速く決めなくては

そもそもこの電車はどこへ行くのだろう


【次終点・次終点・次終点】


電車の電光掲示板が見える


次 終点?他に駅を通り過ぎた感覚はない

ってことは終点の一個前だったっていうこと?!


あれ~? コレ待ち伏せされるよね絶対に

うんもう考えなくてもわかるよねコレね

とりあえず号車を移動しよう同じところにいてはマークされる

人はそんなに多くない

人の影に隠れながら出るのは不可能だろう


電車のスピードが遅くなってきた


「終点が近づいてきた。。」

身にしみてわかるこの焦燥感


「落ち着け 考えろ 考えろ」


シュ~~~~~~


駅構内には多数のLOMFが巡回してるのが見えた


電車のドアが開き一斉に人が降りてきた

その中に彼女はいない

LOMFは電車の中に入ってきた

が、しかし彼女の姿はどこにも見当たらないのだ

荷物置き、椅子の下など、くまなく探しているのがわかる


彼女は見つからないように息を止めていた


一体何分立っただろうか

LOMFの警戒状態が解け

電車はそのまま反対方向に出発してしまった


彼女は線路転落者緊急退避スペースに座っていた

はて彼女はどうやって電車の中からこのスペースに移動できたのだろう


「あぶなかったー」

この電車は自動運転の無人電車だ、

したがって彼女は

先頭車両へ行きハッキングをし運転室へ入る

後に非常用出口を開け線路に降りたのだ

しっかりと非常用出口を締め証拠隠滅を測り

このスペースの中に入り込んだというわけだ


出る瞬間はホームドアによって見えておらず気づかれなかったという仕組みだ。


「なんとかね なんとか」

にゃ~~

そして自力でホームに上がり、フードで顔を隠しながら改札を出た。

読んでくださり誠にありがとうございました

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