表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハズレ異能《糸操作》は最強です  作者: 抹茶
01. 清煌異能高校
4/6

なぜ疑問形?

 状況を理解しきれないまま、僕は逃げだした。

 なぜ僕が追われる羽目に……


「《粘糸・ネット》!」

 足止めしようと、糸で網をつくる。


 ドカンッ!


 ……網が爆発した。

 全力で逃げてるが、距離は縮まっている。

 どうしよう……マジでどうしよう!



 ……追い詰められた。

 背後には図書室の扉。


 えっ?

 なんで図書室に入らないのか?

 だって、図書室で大爆発とか……

 絶対大惨事になるし。


 あと、この高校の図書室には主がいるらしい。

 その図書室の主は、高校生では全国トップレベルの異能者らしいし。

 そんな人の怒りを買いでもしたら、絶対に詰む。

 うん。もう既に詰んでるけどさぁ……


「さあ、死んでもらおうか!」

 だから、なんでだよっ!

 僕は悪くないって!


「終わりだ!くら……え?」

 な、なんだ?

 何が起きた?


 僕を追ってた奴は、倒れた。

 意識を失っているようだ。

 だ、誰がこんなこと?

 周りには誰もいない……


 いや、気配が……?

「《粘糸》!」

 背後に粘糸を放つ。


「よく……気づいた、ね?」

 振り返るとそこには、小さな黒髪の少女がいた。


「気配、消してた。でも、気づいた。すご…い?」

 なんで疑問形なんだよ。

 なんかたどたどしい喋り方だな。


「えーと……誰ですか?」

「私は……上野、美香……」

 上野美香……どっかで聞いたことあるような……


「人呼んで……図書室の、主……だよ?」


 マジですか……


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ