死神の雪
ぼちぼち保存しながら書いていきますので…。
朝、カーテンを開けると、キラキラした雪が積もったベランダの隅っこに。
真っ黒い塊があった。所謂ゴミ袋である。
「誰…こんなとこにゴミ袋置いってった奴…」
私はベランダの窓をカラカラと開ける。東京では珍しい、雪の匂いが鼻を掠める。
女の子らしくもないが、躊躇いもなくゴミ袋に手を伸ばす…が、瞬間、ゴミ袋がこちらを向いた。ゴミ袋、が、こちらを、向いた?
ゴミ袋の仮面と目が合う、合った気がした。
ヤバいこれ、不審者だ!
私は咄嗟にベランダの窓を閉めようとしたが、ゴミ袋不審者(仮)の方が早かった。
凄い力で窓に手をかけて不審者は言った。
「さ…寒いです」
「は?」
そう言うと不審者はくしゃみを一つして丸くなってしまった。
よく見るとベランダに大きな鎌?の様なものが転がっているではないか。
私は窓を開けたまま頭を抱えた。ベランダに黒い服(仮面)を着た不審者(声から察するに男)が一人。しかも凶器付き。これは警察に電話するべきだろう。
ただ、うちの両親が問題だ。
なんて言われるだろう。また詰られるだろうか。何を言われるかわからない。怖い恐いこわいコワイ。
一人で悶々と考え込んでいると、いきなり声をかけられた。
「あの~?」
ビクッ!
不審者がこっちを見ていた。仮面をつけているから表情は読めない。
「すみません、よろしければ家の中に入れていただけませんか?外は寒くて寒くて…」
「は?ふ…不審者なんか家に入れるわけ…ないでしょ」
「申し遅れました、僕、こう云う者でして…検索されてましたよね?僕達のこと」
そう言って、不審者は一枚の名刺を差し出してきた。
『死神課 お迎え係代行人 雪』
「はあああ?死神って、あの死神?私が夜な夜な検索かけてる死神?今一番なりたい職業ナンバーワンの死神様?アンタが??しかも名前が雪って(笑)寒いとか言ってる癖に雪って(笑)」
「あ、はい~」
随分ゆるい死神だなあとか思いながらとりあえず名刺は受け取る。
問題は家に入れるかどうか。
「ねえ、その」
「あ、僕は君以外には見えないから大丈夫だよ~」
此奴心を読みおった!
「ねえ、本当に死神なの?」
「うん、そだよ~」
「何しにここにきたの?」
「それはまだ内緒かな~?」
もしかして私の願いを叶えに来たとか?ていうか喋り方ゆるすぎだろオイ!
パソコンからだと肩と腰がこります…。スマホは楽ね…。
小説の書き方とか忘れちゃったよ真面目に書くつもりだったんだけど何処でヒトマス空けてとかって習ったはずなんだけど読みずらくてすみません。