8話
花宮side
花「〜♪」
今私は歌っている。いや、歌のテストだからだが。
これでも一応バンドのメインボーカルだからなw
教室内を見わたしても伊治はどこにもいなかった。
修哉を見るとニヤニヤしている。正直気持ち悪いが、これから起こることを想像すると、そうなるのも無理もないw
全「パチパチ」
終わった。そこまで上手な方でもないと思うが、せっかく褒めてくれるんだ。少し演技をしよっか。
花「ありがとうございました///」
全「///」
キーンコーンカーンコーン
1時間目が終わった。ワクワクしすぎて嫌にながく感じたな。
さあ教室へ向かうとするか。
先「あー!神崎くんと、花宮さん!少しきてくれる?」
はぁ⁈時間ねーんだよ!
花神「はい。」
先「実は校内で二人の夏課題の作曲した曲が、優秀賞をとったの!毎年一人しか貰えない賞なんだけど。うちの学校から特別二人なんて嬉しいわ!」
言いたいことはそれだけか?
早くおわらせろっつーの!
先「だから、表彰の時この曲演奏してくれないかな?軽音部なんでしょ?」
はー。だるーい。
花「嬉しい!ぜひそうさせて下さい!」
先「そう言ってくれると嬉しいわ、じゃあよろしくね?」
花神「はい!」
あーめんどくさいなぁ。
まぁ内申あるし、やっとこっかなw
うわ〜集約睨んでんじゃんw
修「なぁ、なんで引き受けたの?」
美「だって、面白そーじゃん?w特に意味なんて無いんだけどねんw」
教室に戻ると、案の定私の机の周りに沢山の人が集まっていた。
モブ「花宮さん。こっち来ちゃダメよ!」
花「えっ、…(泣)何?こ…れ…」
私の机の上には切り裂かれた教科書やノート、体育服が置いてあった。
花「酷い。誰がこんな…」
私は大泣きした。もちろん嘘泣きだが。
モブ「絶対許せないわ。誰よ!こんなことしたの!」
はぁ⁈もう犯人なんてわかりきってんじゃんw
神「さっき、美優を睨んでた伊治がやったってのが自然じゃねーか?」
モブ「確かに、音楽に来て無かったよな?」
ふふっ面白い展開ね。
でも、ありきたりなことしたわね。つまらないわ。もっと狂えばいいのに。
美味しそうな曲になぁれw