7話
花宮side
少し俯いて怯えたふりを続けてる。
男「お前、花宮さんを怖がらせんじゃねーよ!」
伊「ちがう!」
ふふっ本当無様ね。泣けてくるわ。あの子あそこでああ言って、誰が信じてくれると思ってるのかしら?
修「ふっ」
修哉も笑ってる。
伊「あんたなんか…ギロッ」
それだけ言うと、伊治は逃げてった。
あーあつまんねーの。あんたなんかなんだよw
まぁ、あそこで全部言ってたら完璧いじめられてたかもね。少しは学習能力があったことに驚きだわw
修「おい!音楽移動だろ?あと3分だぜ?」
花「ごめーん!ちょっと待ってね?」
ガラガラッドサッ
花「あっ、やっちゃったwごめん修哉先に行ってて?」
修「はぁ…はいこれで全部か?」
花「ありがとう!ごめんね」
修哉が落とした教科書やらリコーダーやらを拾ってくれた。
修「じゃあ行くぞ?」
花「うん!」
私たちが教室を出た後、伊治さんがこっそり教室へ入っていった。私が気づかないとでもおもったのかしら?バカねw
どーせつまんないことするんでしょ?教科書破かれたって、もう内容覚えてるし。もの取られても、あんたを公開処刑にして、すぐ取り返せるし、あんたに私を楽しませるような脳があるのかしら?
修「何してんだ?おいてくぞ?」
花「ごめん。」
そして私はさいっこーにゲスい顔で修哉に笑いかけた。
修哉もニヤニヤしながら全てを悟ったようで頷いている。
さあ今宵はどんな曲を味わえるかしら?