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四つの戦場

―中国・城エリア(爆 vs 饕餮)―



 瓦礫の嵐の中。



 ドンッ!!



 爆と饕餮が激突する。



 斬撃。


 衝撃。


 爆発。



 だが――



 喰われる。



「……チッ」



 爆はすぐに距離を取る。



(対応してきやがる……)



 だが焦りはない。



(なら、崩すだけだ)



 呼吸が静まる。



 無意識領域。



 さらに深く。




―日本・滝の寺(滝壺 vs 渾沌)―



 滝の裏。



 水音だけが響く空間。



 そこに――



 “形のない何か”が漂っている。



 渾沌。



 輪郭が定まらない。



 存在そのものが曖昧。



 神威 滝壺は静かに立つ。



「……」



 呼吸。



「シィィィィ……」



 黒い“無”が揺れる。



 斬る。



 ザンッ――



 確かに斬った。



 だが。



 手応えがない。



「……当たっているのに」



 渾沌は形を変え、消える。



 そして――



 背後に現れる。



 ドンッ!!



 衝撃。



 滝壺が弾かれる。



 だが体勢を崩さない。



(……存在が固定されていない)



(なら)



 宵丸を握る。



「……“定める”」




―海上・巨大船(照夜 vs 窮奇)―



 強風。



 荒れる海。



 その上で――



 影が交差する。



 ドンッ!!



「ははっ、速ぇな!!」



 暁 照夜が笑う。



 窮奇。



 風のような存在。



 いや、“風そのもの”。



 一瞬で距離を詰める。



 ドンッ!!



 照夜の身体が裂ける。



 だが――



 再生。



「効いてる効いてる」



 笑いながら、ワープ。



 背後へ。



 蹴り。



 ドンッ!!



 だが当たらない。



 窮奇は既に別の場所。



(速さ比べかよ)



 照夜の目が細まる。



「……なら」



 影が広がる。



「範囲で潰す」




―韓国・繁華街裏(斬刹 vs 檮杌)―



 ネオンの光。



 静かな路地。



 二つの影が向き合う。



「……」



 罪道 斬刹。



 そして――



 檮杌。



 人に近い姿。


 だが、その目は明らかに異質。



「……剣士か」



 檮杌が口を開く。



 斬刹が笑う。



「ようやく話が通じる相手か」



 刀を抜く。



 ギィン――



 空気が張り詰める。



「来いよ」



 次の瞬間。



 ドンッ!!



 二人が同時に踏み込む。



 ザンッ!!



 刃と刃がぶつかる。



 火花。



 完全な“剣の戦い”。



 力でも能力でもない。



 純粋な技量。



 斬刹の目が鋭くなる。



(……強ぇな)




―再び:中国・爆―



 ドンッ!!



 爆が踏み込む。



 饕餮の攻撃をかわす。



 その瞬間。



 ザンッ!!



 “ズレた一撃”。



 肉体が削れる。



 喰いきれない。



「……見えてきた」



 爆が笑う。



(喰う“瞬間”がある)



(そこを外せばいい)




 スルトを強く握る。



 ドドドドドドッ!!



 爆発が増す。




「……次で崩す」

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