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僕の愛する人との日々は、なんてステキな時間だったのだろうか。

作者: 七瀬





”僕の愛する人との日々は、なんてステキな時間だったのだろうか。”



僕は僕が好きな女性と”期間限定で付き合ってもらう事に、、、。”

しかも? ”たった3カ月だと彼女に言われる。”

何故? たった3カ月だけなのか? 彼女に詳しく教えてほしいと

言っても彼女ははぐらかすばかりでちゃんと答えてくれなかった。




『今日こそ! ちゃんと答えてくれないか?』

『なんの話?』

『どうして3カ月しか付き合ってくれないの? ちゃんと答えてよ。』

『”時間が勿体ないよ、そんな事ばっかり考えてたら、それよりもっと

ふたりで楽しい事考えようよ。”』

『・・・納得できない、』

『ごめんね、でも期限が決まってるなら? 二人の時間をもっと

大事に使えるように一緒に考えてほしいの!』

『・・・そ、そんなの分かってるよ、だからもっと僕は君と一緒に

居たいんだ!』

『私、優真の事、追い詰めてるのかな? それなら一層の事、別れ、』

『それはイヤだ! やっと僕は大好きな女性ひとと付き合えたのに、

別れるなんて、絶対にイヤだからね、』

『・・・ゆ、優真、』

『何も言わずに3カ月私と付き合って、お願い!』

『・・・・・・』

『ごめんね、優真、』

『分かった! もう聞かないよ、この話は今日でおしまいだ!』

『ありがとう。』






・・・ここまで彼女に問い詰めても何も言わないのなら?

何か彼女なりの理由があるのだろう。

だから僕はもう彼女に聞かないことにした。

彼女も何度も僕に聞かれても答えられないだろうし。

”今は二人の時間を大事にしたい!”

彼女には僕にも言えない秘密があるのだと知ったから。








 *






・・・でも? ”約束の3カ月の期間より先に彼女から僕は別れ話を

切り出されてしまった。”



『”・・・ど、どうして? まだ3カ月経ってないよ?”』

『ごめんね、約束、守れなくて、』

『なんで? どうして? ひとちゃん!』

『私は本当に優真の事が好きだから、どうしてもこれからの私を

見られたくないの! 許して、』

『・・・ひ、ひとちゃん、』

『ただ優真には知っててほしい事があるだ~』

『何?』

『”私は優真だけがこれからも好きだから!”』

『じゃあ、別れなくても、』

『・・・ご、ごめんね、』

『・・・・・・』

『優真に会えて嬉しかったよ。』

『ひとちゃん、』




こうして僕は彼女と別れる事に、、、。

そして彼女と別れて3ヶ月後。

人伝えに彼女が父親が多額な借金をしたお金を返すために、

人身売買で海外に売られてしまったらしい。

彼女のせいじゃないのに、彼女が何故? 海外に売られて

しまうような事があるのか?


しかも? 彼女が売られて行った場所は、、、?

東南アジアの何処からしい。

小さな町の田舎に売られたとか、、、?

僕はまだ信じられなった。

未だにそんな事があるのか?

親の借金を娘の彼女が肩代わりするかわりに、海外に売り飛ばされる。

もう二度と彼女とは会う事が出来ないだろう。

彼女は僕の知らない場所で死んでいくと思う。

誰にも気づかれず、孤独に死んでいくんだと、、、。

せめて最後に僕は彼女に一目だけ会いたい!

僕は全力で僕のつてを使い、彼女を探しているが、、、

僕の願いは叶うのだろうか?


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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