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詩全集3

Turbulence

作者: 那須茄子

青い空に焦がれながら

掴めない風を追いかけて

彷徨う影はどこへ向かう

行き先なんて知らねぇ

ただもがくだけ


あの日描いた地図の上

インクの滲みが問いかける

「どこで間違えたんだろう?」

答えなんていらない

ただ飛ぶだけ


傷ついて

へたり込んで

地面に落ちた紙飛行機

あの日の願いも忘れてしまった

それでも誰かが拾い上げて

また風に乗せるんだろう

そうだろう


不格好でも

歪でも

それが人の生き方だ

きっと間違いじゃないはずさぁ


人生は乱気流

期待を乗せて揺られてゆく

胸の中の不確かな衝動

遠く響く雷鳴に

震える夜を抱えながら

不器用に手を伸ばしてみる

誰かの声が聞こえた気がして

信じたくなるんだ

今だけは破れた翼でも構わない、と


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