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鬼神伝説〜酒吞童子の後継者  作者: 八雲
第1章 転生、そして修行編
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第1章 第1話 女神降臨

 強い光が差す。


「眩しい。一体ここは?さっきまで部屋にいたはずじゃ?」


ふとそんな言葉が漏れる。さっきまで自室にいたはずだ。今は全体的に白くて明るい神殿のような部屋にいる。


「とりあえず進んでみるか。」


歩いて行くとそこにはなんか女神でも出てきそうな湖と様々な植物が生えている。湖の水は澄み色とりどりの花が咲き狂いすごく幻想的だ。よくみると花の周りには蝶や妖精が舞い踊り俺のこの儚い語彙力では説明しきれないほど素晴らしい景色だ。


俺は不意に湖の水を覗き込んだ。


「ん?」


そこで俺は異変に気付く。正直言って俺の顔面偏差値はそこまで高くなかったはずだ。サバを読んでも中の中というレベルだったのに今は美男子とかそんなレベルでイケメンだった。さらに服装や髪色も変わっていて服装は茶色を基調とした服で髪の毛は燃えるような紅、腰にはひょうたんをつけている何より一番違ったのは頭に生えている一対の角だ。その角は明らかに人に生えるものではなくまるで鬼のようなそんなイメージを持った。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 それから数分後、女神らしき風貌をした女性が湖の中から現れた。


「こんにちは。すいません。ここはどこかご存じでございませんか?」


俺は出来るだけ丁寧な物腰で訪ねた。するとその誠意が伝わったのだろうか。女性は柔和な笑みを浮かべこう答えた。


「こんにちは。貴方は雲海麒麟様ですか?私は転生と酒を司る女神、フローラです。貴方は命と引き換えにその無限に酒が入っているひょうたん『酒呑童子の命種・無限のひょうたん』と異世界への転生権を得ました。貴方の前世を見た限り貴方はお酒と火炎属性が好きで剣術と武術の心得があるみたいですね。ここから貴方のスキルを生成します。その間にこの世界について説明しましょう。貴方がこれから転生し生活する子になる世界は「コルーア」。酒などに関することが好きな人が比較的多く転生する世界です。この世界では剣と魔法が飛び交うファンタジーな世界です。貴方は非常に酒豪で酒呑童子としての素質がある為、酒呑童子の後継者として修行して頂きます。ああ、あと普通に丁寧語でなくてもよろしいですよ。」

「心遣い、助かる。ああ、俺が雲海麒麟だ。酒呑童子ってアレだよな?酒が好きな鬼。あとラノベでよくステータスプレートとかあるけどこの世界ってあるの?」

「はい、麒麟様のおっしゃる通り酒呑童子は酒が好きで「酒」という専門分野に関しては、私を上回る酒の神です。あとステータスプレートもございますが少々お待ちください。」

「分かった。ちょっと疑問なんだけどフローラ様は転生と酒の神な訳だけども酒呑童子も酒の神でしょ?矛盾してない?」

「それはですね。まずここは天界にある転生神殿なんですが、主に私は天界と地上のそして酒呑童子は地上と地下の酒の神です。地上は二人で分業となりますが大体私は肴に関して、酒吞童子は酒そのものを担当致します。あ、ステータスプレート出来ました。」

「ありがとう。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前 雲海 麒麟

種族 酒吞童子の後継者

レベル 1

魔法 火炎魔法全般

   熱量操作

   アルコール生成

所持品 酒呑童子のレザーセット

    酒呑童子の命種・無限のひょうたん

    酒呑童子の魔眼・アルコール感知

    酒呑童子の魔眼・熱源感知

    炎の剣・(ほむら)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「レベル1でこれかよ…」

「それだけ強力ということです。そろそろ行く時間ですよ。」


フローラはそう言って俺の背中を押した。

因みにこの湖ゲートの役割も果たしているらしかった。まあ湖の水も酒だったけど。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


  本編開始です。

  これからもどうぞよろしくお願いします。

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