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ゴーレムちゃんはほめてもらいたい  作者: ななしのろきさん
1/1

~なぜかご主人様がほめてくれない件について~

――――まるで、体に電流がはしったかのように

――――まるで、一目惚れのように

――――まるで、自分にぴったりの何かのように

――――まるで、自分の性癖にドンピシャの同人誌のように

――――まるで、運命のよ「長いわ!」

「ちょっと、ご主人様に対する素晴らしい出会いを

聞きたいって言ってきたのはそっちでしょう?!」


「いや長すぎるんだよ、このポンコツゴーレムが!」


「まあ!なんて言い方、文句もまともに言えないのかしら?」


「はぁん!そりゃ二時間もかけてそんな長ったらしい

前置きを言われたら語彙力もなくなるよ!」


「?」


「なに不思議そうにしてんだよ!

前置きに二時間は長すぎるんだよっ!短くまとめてよ!」


「はぁ…仕方ありませんねえ、私とご主人様の

感動的なストーリーを本にしてもらうためです。

誠にいかんですが、しぶしぶ、嫌々ながら、しょうがなく、

短めに、具体的には約3分の2にしましょうか」


「いやせめて2分の1にして!!!

半分でも多いくらいなんだよ!!泣くぞこら!」


「ハイハイ、分かりました分かりましたから、

泣かないでくださいよ…」

………ようやく、お話が始まる…はず。

割りと不定期になるかもです…

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