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プロローグ
家づくりとは、本来は設計図を見て木材などの材料を調達し、一つ一つの工程を経て完成する。それは別の世界での話。
この世界では、いやカグヤ・ルルブ令嬢が思い描く家づくり、町づくりは少し違う。
この世界には魔物が存在し、人々を苦しめる闇の教団という組織がある。
対抗手段として、騎士団、魔法やスキルが存在し、魔物は倒すとお金やアイテムを残していく。
カグヤ・ルルブ令嬢は風魔法最高の使い手の魔法使い。その強さから、ギルドに加盟している。
ギルドの要請があれば、基本的には駆けつける。日々の鍛錬は必須事項とも言っていい。
そして、彼女は町づくりのため苦労を経て、あるスキルを手に入れた。
彼女の手に入れたスキルは『職人』
彼女が思い描く町づくりでは欠かせないもので、ほかに必要不可欠な人材としては……
・土魔法を扱える者
・物を縮小、拡大出来る者
・そしてスキル『調合』(アイテムを掛け合わせ別の物を作り出す能力)を持つ者。
4人が揃ったとき、はじめて町づくりは本当のスタートを切る。