5人目 騎士団長
また間が空いてしまってすみません!
ネタが溜まったのでしばらくはこまめに更新していきます。
「レイナード様、なんで豚だったんですか?」
「いやー、なんか突然いろんな世界にある食べ物のカレーが食べたくなったんでね。」
「カレーですか?」
「そうそう、あのスパイシーな香りは癖になるんだよね。しかも、いろんな種類があってローテーションを組めばしばらく食べ続けられるじゃん?」
「いや、私に同意を求められても。それと豚とどんな関係が?」
「ほら、ポークカレーってあったからね。それに寝ている人物にカレーの匂いを嗅がせると家に帰る夢をみて起きるらしいぞ。」
「しょうもないですねそれ!」
私とマルスがそんな話をしていると、
「レイナード様、すみません!よろしいでしょうか?」
「ああ、ズ・・・アリスフィアどうしたんだ?」
「なんかものすごく失礼な事を考えてませんでした?」
やば!
危うく言い間違えそうになってしまった。
要注意しなくちゃだな!
「ええっと、それよりどうしたんだ?」
「後で覚えていてください。はあ、ちょっとこっちで問題が起きまして。」
「何、転生でチートが欲しいとか叫んでいるのか?」
「いえ、なんというか。きていただければわかります。」
私はアリスフィアと一緒に問題が起きている場所へと移動をしていった。
そこでは、鎧を着込んだ騎士のような男性がいた。
うーん?
どうみてもなんか騒ぎそうにないんだけどな、それにどちらかといえば忠義とかにアツそうな感じがするんだけどな。
「どうしたのでしょうか?」
「!!転生の神様でしょうか?」
「ああ、そうですけど。」
「お願があります!私を転生させるのを待っていただけませんか?」
「どういう事でしょうか?」
その人物は説明を開始した。
まず名前はドイルというらしい。
やはり前の世界では王国で近衛騎士団の団長をしていたらしい。
どうも戦争で自国が負けて王を逃し為に殿をした際に亡くなったらしい。
「それで、いったい何を頼みたいんだ?」
「我が王がここにくるまで私をここにいさせてください。」
うーん、どうするか。
確かにここは転生をする場所だから待っていればいずれは出会う事があるだろうが、時間軸は結構デタラメだからどれくらいかかるかわからないんだよな。
いや、まてよ!
確か近衛騎士団の団長をしていたぐらいだから、書類仕事とか絶対得意だよな!
これはいい人材がいたじゃないか!
これは逃すべきではないな!
私はバレないようにニヤッとしてから、
「いいだろう、ただ代わりにここの仕事を手伝ってもらうぞ?」
「どのような仕事でしょうか?」
「なに、地獄な仕事だよ終わらない量の書類仕事をしてもらうだけだ。後はときたま私の付き添いとして転生に付き合ってもらう場合があるかもしれないぐらいだな。」
「それぐらいなら、私でもできそうです。なんせ元ですが騎士団長をさせてもらっていましたので。」
「本当だな?よし、ちょっと待っていてくれ!あー、アリスフィアいるか?」
私はすぐさま念話を使ってアリスフィアを呼んだ。
「レイナード様、どうしましたか?」
「主神にドイルがここで働ける許可をとってくる!こいつに仕事を教えておいてくれ。」
「あー。」
アリスフィアはドイルを可哀想な生贄を見る目で見た。
「えーとなんでしょうか?」
「いえ、ようこそ地獄の戦場へ。歓迎しますわ、生贄さん!」
おいおい、アリスフィア!
あんまり変な事を言って誤解させないでくれよ。
せっかくの戦力が逃げちゃうじゃないか!
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今回の成果
元騎士団長のドイル
転生の職場に戦力として確保!