三十四話
カラミタ領の春は慌ただしく始まった。モルトの諸国の反政府組織の支援が功を奏し、大陸各地で争乱が起きていた。同時にアラウダが第一王子に宣戦布告し、王国は第一王子と第三王子に分かれて内乱が起きていた。
第一王子側に北辺境伯、東辺境伯。第三王子側に南辺境伯、西辺境伯がそれぞれの貴族を纏め、王国各地で戦闘が起きていた。
アウルも第三王子側として戦闘に参加しており、過大な戦果を挙げていた。第三王子軍は快進撃を続け、開戦から三か月で東辺境領を制圧、スカサリ辺境伯は服毒自殺をした。
アラウダは第一王子側に降伏を促していたがこれを無視。東辺境陥落から一か月後に北辺境領も陥落した。辺境伯と第一王子、王妃も死体となって見つかった。
遺書が残されており、中はアラウダやリーフに対する呪詛が延々と書かれていた。この遺書はアラウダとピグロ、アウルが見た後に焼却された。
春から夏へと季節は変わり、王国は新たな王と王妃を迎えた。王はアラウダ・ヘルト。王妃はミラ・ヘルト。即位式でアラウダは貴族制の廃止、王族の政治への介入を放棄。民衆の政治への参加の許可を宣言した。
こうして、ヘルト王国はヘルト共和国となり、統帥にピグロ、元帥にアウルが選ばれた。
アウルが目指した全員が理不尽な理由で命を失うことが無い国が出来上がっていった。
これで災厄の梟を完結とします。
作者自身、内政や戦術、戦略の知識不足や文章力の無さに痛感しました。
一度、勉強し直そうと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ルシフ




