二十六話
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アウルとアマンダは馬車でピグロの屋敷に向かっていた。何故、アマンダがついて来てるかというとエリーゼに話したいことがあると言い、馬車に乗りこんできた。
「礼儀正しくだぞ?」
「分かってるよ、そんなこと」
アウルはカラミタ領では誰にも態度を変えないアマンダに不安を覚えていた。しかし、本人は馬車が揺れるなか、研究結果をまとめていた。
「新型の開発は進んでいるのか?」
「うん、元から基本構想と機体の設計は終わってたから制御魔方陣の見直しと魔法エンジンの開発が今の課題かなー」
「報告書には大体は完了していると書いてあったが?」
アマンダは自動車や船のエンジンをS・Rに利用が出来ないかと考えた。すでに自動車の魔法エンジンが完成していためそのエンジンを改造し、S・Rに搭載した。
大型化したS・Rは既存のイミタシオン・スピリット・システムでは制御が上手くいかず、システムの見直しが必要となっていた。
「今までの機体って、武器を使うと魔力が減って、起動時間が減っちゃうのが難点だったんだ。けど、エンジンをスラスターや機体制御だけ、そして、コンデンサを武器専用にすることで起動時間や出力を増加することに成功したんだよー」
「いつも、アマンダに助けられているな。」
「ふふーん♪もっと褒めなさい」
アウルが感謝していると伝えるとアマンダは喜び、アウルも今度からは適度に感謝を伝えるのも良いかもしれないと思うのであった。
「遅くなったが今日の服、似合ってる」
「ありがとっ」
アウル達は屋敷に着くまで研究や将来の話をしていた。いつの間にかに時間は過ぎ去って、ピグロの屋敷に着いた。
「カラミタ卿、良く来てくれた」
「これはピグロ閣下、先日の約束を果たしに参りました。後ろにいるのが妻のアマンダです。お嬢様とお話がしたいと言ったので連れて来ました」
「カラミタ領主の妻、アマンダと申します。この度はピグロ閣下のお嬢様と同じ男性を愛した者としてお話がしたいと思い、同行したしだいにございます。どうか、お許しください」
アウルは驚いた。アマンダが貴族と変わらない挨拶はし、礼儀作法も完璧だった。普段の姿とは別人のようだった。
「構いませんよ。では、案内します」
「ありがとうございます」
ピグロは歩き始めてた。後ろでは固まっているアウルのお尻をアマンダが抓り、後を追った。




