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二十三話

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『何故、俺は正座をしているんだ』


 ピグロの屋敷から帰って来た、アウルはアマンダとアルディートを会議室に呼び、婚姻について検討していたのだが


「アウル、そこに正座」


「なんで」


「早く」


 アマンダから訳も分からずに床に正座をさせられた。アルディートも止めずに傍観している、ミラも微笑んだまま何も喋らない。不気味である。


「アマンダ、なんだそんなに怒っているんだ?結婚は確定ではないいだぞ?」


「そこじゃない。子供の約束といえ、結婚の約束した人がいたのにそれを忘れて、他の人と結婚するなんて騎士としてどうなの?」


 アウルはアマンダの言ってることはとても理不尽だと思った。


「じゃあ、アマンダは賛成なのか?後、俺は騎士じゃない」


「女の子はね、約束は大事にしてほしいんだよ。けど、アウルを独り占めできないの嫌かも」


 アマンダはそういうとぷいとそっぽを向いた。何故か、アウルも耳を真っ赤にしていた。


「結婚についてはアウルに任せるよ。新しい奥さんが来ても仲良くしてみせるし」


「ありがとう」


 一応、アラウダには協力すると伝えたが内乱で負ければ、死刑だろう。とはいえ、勝てばそれなりの地位を貰えるだろう。辺境伯という餌に釣られたら参加は確実。アウルは頭を悩ませる。


「アウル様がしたいようにすればいいのです」


「しかし、領民が苦しむことはしたくない」


 アルディートはアウルの気持ち次第という。


「甘いです、兄さま。自分の未来に変化を求めない者はどのみち、淘汰されていくのです。戦争を経験し、生き残った民は強きものです」


 ミラは弱き者は何もしなくても消えて行く。だからこそ、厳しい環境で生き残った人は強いと言う。


「俺は先ず、ピグロ閣下のお嬢様と会おうと思う。しかし、戦争が起きることは確実だ。そのための準備も怠るな」


「「かしこまりました」」


 婚姻についてはピグロの娘を会ってからということにした。しかし、防衛戦の次の戦争は国内かとアウルは思うのであった。


「もう、夜遅いから寝る。行くぞ、アマンダ」


「はいはい。ミラちゃん、アルさん、おやすみー」


 ミラとアルディートはニアニアとしながらアウル達を見送った。


「アルさんはアルディートのことか?」


「そうだよ、アルディートだからアルさん」


 アウルは人をあだ名で呼ぶことはしないため、新鮮に感じられた。しかし、アマンダはフランク過ぎて、夜会に連れて行くのに躊躇してしまう。一応、礼儀作法は一通り、覚えたらしいが不安だ。


 寝室を前を通る巡回の兵とメイドは顔を真っ赤にして足早に去っていく。


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