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変化:0日目
もうめちゃくちゃだった。
前後不覚に陥っていた。
どうしたら良いか分からない。
未来が見えない。
誰か助けてほしい。
ありとあらゆる本を読み漁った。だけど手がかりになるような物は無かった。
友達を頼ってみた。ある人は首をかしげ、ある人は去って行った。
誰も私の苦しみを理解してくれなかった。
私が苦しむほどに、周囲に苦しみは伝搬するようだった。
母は涙を流し、酒を飲む量が増えた。
父はそんな母の様子に心を痛め、
「全てはお前の所為だ」と言われた。
私は、荷物をまとめた。
懐かしい思い出のする物は、全て捨てた。
私の苦しみが、家族を不幸にする。
私は真夜中に、家を出た。




