~舞台設定~
< 青の国 >
水や森に富む豊かな自然の国。
神秘的な土地が多く、
なかでも、選ばれたものしか入ることを許されない、
ラズーリ禁猟区の神々しい美しさは圧巻だ。
特に、美しい青い霧に包まれた、<禁じられた森>は、
一度入ると二度と抜け出せない、恐ろしい土地として有名だ。
奥地には、宝石を体内に宿した動物がいるらしいが、
誰も捕まえたものはいない。
< 白の国 >
常冬の地として知られる、宗教の国。
国民のすべてが、聖カトリキア教を信仰している。
噂によると、黒の国を滅ぼす寸前まで侵略したらしい。
教皇はおらず、大司教一名のみが君臨しているらしいが、
まだ年端もいかない少年が、なぜそこまでの信仰を集めるのか、
他の国の人々はかなり疑問に思っているようだ。
< 紫の国 >
若き巫女王が君臨する、知識と知恵の国。
この世のあらゆる知識を集めた、
紫陽花の図書宮が有名だ。
神より託宣を預かりし王は、まだ年若い娘だが、
その賢さと誇り高さ、神秘な美貌で、
国民の支持を大きく集めている。
< 黒の国 >
美しく誉れ高い騎士王が君臨する、
誇り高き騎士たちが集まる国。
今は白の国の侵略に敗れ、その内情は悲惨を極める。
話によると、各国に散らばった国民を、
王自らが集めているという。
もとは遊牧民たちの集いゆえ、
今はどんなに貧しくとも、皆たくましく生きているようだ。
< 黄の国 >
水晶と動物たちがおりなす平和な国であったが、
最近、外界<アザー>より招いた青年が王となってからは、
先進的な機械がたくさん生まれ、今ではもっとも豊かな国となった。
王・リクは、名前の縛りを受けない自由な身として、
超常の力を持たないかわりに、
12の国唯一、“呪い”を受けていない王とされる。