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リシアンの契約 ~呪われた世界と聖なる夜の仔~  作者: 水森已愛
第一章 『リシアンの契約Ⅰ』
1/51

~登場人物紹介~

このオリジナル小説『リシアンの契約』の主人公は、

悪を倒しません。


主人公の役目は、あくまで常闇の世界に光を灯すこと。


怪物や魔王を倒すことではなく、

その怪物や魔王に手を差し伸べることなのです。


武力で制することなく、正義を振りかざすことなく、

知力と優しさのみで歩いてゆこうとする、少年リシアンには、

様々な困難や不幸が襲ってきます。


それでも、リシアンは歩いてゆきます。


傍らには人ならぬ相棒を、

胸に喪ったお義母さんとの約束を抱きながら。


喪失と奪還の物語はまだまだ続きます。


常闇の世界に光を灯してゆくリシアンたちは、

その結末に、はたしてなにをもたらすのか。


どうぞ、あたたかく見守ってあげてくださいませ。


勿論もちろん

作者も彼らに負けないようがんばります!(笑)

リシアン…………主人公。十二歳。

      

 光があたると紫の光沢を放つ濡羽色の黒髪に、

 瑠璃色るりいろの瞳の少年。

 瑠璃の魔女の義理の息子。

 亡き義理の母の約束を果たすため、

 彼女のなくしたかけらを探す旅に出るとともに、

 常闇の世界を照らしてゆく魔法使い、

 “蝋燭の灯し人”として生きることを決意する。

       



リシア・ルチア…通称・瑠璃の魔女。

 親を失った幼きリシアンを育てた義理の母親。

 リシアンと同じ黒髪と瞳を持つ、妖艶かつ清廉な印象の女性。

 青の国・ラズーリ禁猟区の、“禁じられた森”にひっそりと住んでいた。

 死に際に、リシアンと約束を交わす。

 魔女と呼ばれ人々からは避けられていたが、

 深い愛情と包容力を備えた、身も心も大変美しい女性。




紫尾(しお)………青いたましい型の使い魔。

(オラシオン)  


挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


リシアンの従者で、相棒。

 可愛らしいおばけに、ぴょこんと柔らかな触覚が生えたような容姿。

 しぐさも小動物のようで、愛らしい。

 一方で口調はひどく古臭く、江戸時代の町民のよう。

 言葉づかいは少々乱暴ながら、

 長い時を生きてきたためか、非常に面倒見がいい。



グリシーヌ………紫の国の若き巫女王(みこおう)。15才。

(ヴィオレッタ・ウィスティリア)   


 星を散りばめたように輝く美しい黒髪に、

 アメジストのような紫の瞳の少女。

 神からの託宣を国民に伝える、重大な役割を日々こなしている。

 気は強いが誇り高く心優しい。




ツァラトゥストラ…常闇の老賢者。

         

 子ども達を永久の眠りにいざなう、

 <ツァラトゥストラの眠り病>

 を生み出した魔法使いだといわれているが…。 


リキア・エイドス…聖カソリキア教の大司教で、白の聖王。

        

 千年の時を、不老不死のまま、少年の姿で過ごしている。

 白髪に、灰がかった薄青色の瞳。

 遠い昔、聖ルチアと青の王を殺している。

 リシアンを激しく憎んでいるが…

 言葉遣いと男装のためわかりにくいが、

 実はれっきとした女の子である。




ルキウス・イデア…初代青の王であり、リキアの兄。

(粉雪)      

 青の神と契約し、 その代償により、悲劇的な末路を迎えた。

 銀の髪に瑠璃色の瞳の、凛々しく麗しい青年王だったという。

 古の時代、当時孤児だった聖ルチア (瑠璃の魔女の先祖)を育てた。


篠姫之神・・・・・・・・・・青の神。ルキウスの母上。

(しのひめのかみ)


 うら若き花の乙女のような、可愛らしい容姿とは裏腹に、

 激しい感情を内包する女神。

 桜色の髪を頭の上で結い上げ、鮮やかな青い羽衣をまとっている。


ミュステーリオン・・・紫の神。神秘と知恵、知識と謎かけの神。

(リオン)    

 髪はこっくりとしたあでやかな深い紫。

 瞳は銀箔を薄く重ねたような切れ長の瞳。

 加えて豊かな胸に、くびれた腰、と、完璧な美貌を持つ女神。

 内面はお茶目かつ、しとやか。

 あらゆる意味で篠姫とは真逆。              


リク・アズマ………黄の国の王。20歳~21歳。通称、琥珀の機械王。

        

 異界<アザー>から連れてこられた青年。

 太陽の光を集めたような琥珀色の髪に、

 ひとなつっこい丸みをおびた黒い大きな瞳。

 童顔で、背も小さい。

 性格は非常にほがらかで、なつっこい。

 機械学に通じ、モンスターテイマーの才能がある。


メイサ・オニキス…黒の国の女王。22歳~24歳。

     

 通称、黒瑪瑙の騎士王。       

 暁の騎士団<オリハルコン>のリーダーであり、

 遊牧民たちの先導者。

 女流第一位、国全体でも二位の剣の使い手であり、

 その剣舞は息をのむほど美しいと評判である。

 戦争で散り散りになった国民を拾いあげ、まとめている。

        

 磨かれた黒曜石こくようせきのような長いまっすぐの黒髪。

 目は黒瑪瑙くろめのうのように澄んで輝いている。

 健康的なスリムでバランスのとれた長身。

        

 性格はおおらかでかなり前向き。

 言葉遣いは男のようだが、かなり純真な恋する乙女。

 ちょっとドジで天然のところがあり、

 騎士団内部やメイドのなかに、自分のファンクラブや、

 親衛隊が存在することには気づいていない。

        



セドウィグ・ダークバルド…黒の国の軍師。

 

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)



 20代後半から30歳前後の男性。

 もと死神と呼ばれた軍曹であり、黒の国一番の剣の使い手。

        

 くすんだように深い趣のある、灰がかった短い金髪に、

 同じく灰がかったサファイヤの瞳。

 無駄のない体つきに、整った顔立ちと、

 すべてがギリシャ彫刻のような絶世の美男子だが、

 壮絶な目つきの悪さと、危ない言動のせいで、

 すべてがだいなしという世にも残念な男性。

 クールな皮肉屋だが、 時に驚くほど優しく、情熱的。

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