表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/22

第6話 変人の思考

今回は、朱鳥視点で書きました。朱鳥の馬鹿さが、ここで更に分かると思います(笑)


とりあえず暇しなそう♪















◆第6話 セクハラとは、セクシャルハラスメントの略










殴られた頬は、もう痛みはなくなった。赤みや、腫れがないのは治癒能力の高い自分たちの体質。


ついでに今、朝食中なんだけど…、沙良ちゃんがずっとこっちを見てくんない。体はもう女なのになー。


「さっきあんな事あったから、照れちゃってるんだね★」


あ、睨まれた。恐いって。

アレだ、蛇に睨まれたナメクジ状態。ん?なんか違う?まぁいいや(ォィ)


「そんな怒んないでよ〜。自分、男になるとちょっと性格変わっちゃうっていうか…。それに、キスくらいでそんな怒んなくても―」


「キスくらい?」


あ、青筋出てる。こりゃ、かなりキレてるね〜。余計な事口ばしらない様に、気を付けなきゃ!


―にしても、クールに見えてツッコミ激しかったり、経験豊富そうなのにキスでマジギレって…ギャップでも狙ってるのかチクショー。


「んなもん狙ってない!!」


アレ?なんで心の声聞こえてるの?


「何が心の声だぁ!バッチリ言っちゃってるからぁぁ!」


「あらら、つい。」


どうやら全部しゃべってたらしい。う〜ん、自分の素直さが仇になっちゃったわ♪これだからいい女は困る〜vv


「何それ!ポジティブにも程があるでしょ!?」


「あ、また私の心を覗いたわね。酷い、いくら私達がこうゆう関係だからって…。もう離婚よ!実家に帰っていただくわ!」


「こうゆう関係って、どうゆう関係!?ってか私が帰るの!?」


沙良ちゃんは、カシャンッ!と、食器を乱暴に水道へ置いた。そして、振り向き(お、見返り美人…)


「自分のは自分で片付けてね。」


と言い残して、行っちゃった。


「って、何処行くの?ダメよそっちは!そっちには、地獄の番犬『ケロケロベル』が…!それでも貴方は行くと言うの!?」


「……。」


「冗談です。すいません。自分調子のってました。」


そんな睨まなくても!沙良ちゃんガンつけ強すぎだから!何その眼力?目からビームでも出そうなんだけどー!!


睨むだけ睨んで、沙良ちゃんは自分の部屋へと入っていった。


―なんかさ、閉められたドアって開けたくならない?なるよねなる。って事で


オープン・ザ・ドア!


「沙良ちゃん何して…」

ガンッ!!


痛あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!


ドアを開けた瞬間、私のプリチーな額になんかぶつかったんだけど!


「ちょっ、マジ痛い。泣くかも。」


落ちた物を見ると、それは目覚まし時計だった。ぅわ、これ角当たったな。


「ちょっと沙良ちゃん!いきなり時計投げるってどうゆう事!?そんな子に育てた覚えはありません!」


「育てられた覚えもないわぁー!!」


そう言っていろんな物を投げてくる沙良ちゃん。危ないから!いくら治癒能力高いって言っても痛いんだよ!?


「何!なんなの!?自分が何したっていうのー!」


「着替え中だボケー!!」


え、マジで?あらヤダラッキーハプニング★☆


「何言ってんの沙良ちゃんvV自分ら女同士じゃない♪さぁ、心も体もドーンと見せ…」


「セクハラ反対ィィィィィ!」


あ、これ貯金箱。


顔面に当たるコンマ0.1秒前、確かに見えた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ