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恭介くんの数奇な生活  作者: 熊海苔
第1章 アルカディア介入編
7/65

6話目

そろそろ、城から出発します

カタカタカタ

どうも秋です

今早朝4時半に起床してから色々と準備に勤しんでおります

カタカタカタ カチチョキッ

何をしてるかって?

馬車用の座布団を作ってるんですよ。

あれ痛いんだよ、震動が

よし!あと1つ

今のところ4つ完成してる訳だが備えあれば憂いなしって、言うからね


『むぅ~、んあ?』

「おはようメグ」

『おはよ…う、ご飯まだ?』

「寝ぼけてるな、顔洗ってこいよ?ほら、ミーナも起きろー」

「うるさいな~………あと5分~」

「そんなありきたりなこと言っても、意味ないぞ。早く起きろ!朝飯抜きにするぞ」


ガバッ!ものすごいスピードで起き上がったな


「ごはん!」

「メグが帰ってきたらな。てか、ミーナも顔洗ってこいよ」

『朝飯は~?』


こいつら二人とも低血圧か?まあ、全部完成したから本格的に起こしにかかるか


「机の上に並べてあるよ。ほら、ミーナ顔洗ってこい、洗わない限り飯食わさないぞ」

「洗ってくるー!」


自分の欲望に素直な姫様のようで…扱いやすいけどな


「そんじゃ、食うか?飯」

『いっただきまーす』

「ちょーと待ったーまだ、私が席についてなーい」

「たく…、んじゃ今度こそ」

「「『いただきます』」」


二人とも、うまそうに食べてくれてなによりだ、

作ったかいがある


「なにこれ、すっごく美味しい!これ全部アキが作ったの?」

「まあな、自炊はそれなりに出来るからな」


親が家にあんまり居なかったから、身についたんだよな料理のスキル

言ってなかったが、5つ上の姉が居たんだが家事のスキルはまったくの0だったしな


「『ごちそうさまでした』」

「お粗末さまでした」

『秋ちゃん、またレベル上がった?』

「そうかな~、でもここの料理長がコツを教えてくれたからかな?」


とりあえず、皿の片付けに取り掛かる。

と、そこへセバスチャンさん登場


「なりませんぞ!姫様!魔王の退治に付いて行くなど」

「許可取ってなかったの!?」

「うん、まあね。言ったら止められるからさ」

「行かせませんぞ!このセバスチャン2世、命に変えても阻止しますぞ!」

「あの~個人的には、魔王は、退治じゃなくて話で決着をつけたいんですが…」

「無理です」


そんなはっきり言わんでも…生き物が死ぬの見たくないもん。吐いちゃうからさ


『やってみないとわかんないと、思うよ?セバスチャン』


3人揃って懇願の目線をセバスチャンに浴びせる


「ぐっ、わかりました。王様に聞いてみましょう」

「あれ?今王様は、居ないんじゃ」

「魔法で伝令を飛ばしますから」

「なるほど」


魔法は便利だね~、早く色々使えるようになりたい

おお、そうだった久々に素振りでもするか


「出発できるまで時間は、ありますか?セバスチャンさん」

「十分ありますよ」

「じゃあ、素振りしたいので呼んだらまたこの部屋に来てください」

「承知しました。では、後ほど」


んじゃ、自分の部屋を出すか

ほいっと


「わっ何これ!扉がなんで出てきたの!」

「あ~、スルーして、ね?」

『秋ちゃん早く入ろうよ、ナハトとレイもいるからさ~』

「はいはい、ミーナちょっと待っててくれ」

「う~ん、わかった早く戻ってきてよ?」


ほい、ただいま俺の部屋、さあ道着に着替えるぞ

・・・・・

でかい、これまでジャストな大きさだったのに、道着と袴がぶかぶかだ

袴は、おればいいか。よしっ準備OK


「ただいま~」

「おかえり、で、その服と持ってる物は何?」

「道着のことか?あとこれは、竹刀だ」

「しない?どう見ても何も斬れなさそうなんだけど…」

「斬るための物じゃねぇしな。稽古するための物だし」

「へ~、アキのいた世界では、そういうものがあったんだ」


ちりーん、間延びした音に変わったな


「お呼びでしょうか?」

「毎回早いですね、金メダルとれますよ」

「はい?」

「いえ、わすれてください。訓練場みたいな所ってありますか?」

「ありますとも、そこへお連れすればいいのですね」

「はい、お願いします」

『私もついてく~』

「私は、抱きついてく~」


後ろから抱きつかれると歩きにくい…

なんでやめろ~とか、言わないかって?無駄だから

そうこうしてる間に訓練場に到着

ミーナには、離れてもらってさっそく素振りを開始


「基本は、これで終わりっと。竹刀だけど型をやってみっか」


1本目、完璧。2本目、まあまあ。3本目、知らん!


型が終わったから何をしようかね


「丸太を5、6本用意できますか?」

「ああ、できるがどうするんだ嬢ちゃん」


ムッ、女扱いしおって

これでも男だぞ中身だけ…


「訓練に使うんですけど」

「よし、準備しろ。御手なみ拝見といかせてもらうよ」


少し待っていると人の形をもした丸太5本が運ばれてきた

「刀は、双虎でいいか…では、いきます」


まず比較的近くにあったヤツを居合斬りで真っ二つにして、近距離にある丸太に切り掛かる!

斬る、駆ける、斬る、駆ける!


「最後!龍殺し!」


もう1本を構える

2本を別の生き物のように使い乱切りで丸太をばらばらにした。


(スゲー)

(あいつ、何物だ?)

(てか、俺超好みなんだけど)

(お前、あれはいってて12だぞ)

「私は、15です」

((聞こえてた!?))

「アキ~、弟子にしてほしいんだけど」

「いきなりどうして?」

「いやいや、あんなの見たら弟子に入らないのは、おかしいと思うよ?僕は」

「う~ん、人が多いと教えにくいしな、魔王も倒しに行かないといけないから。

アスクには、旅について来てもらうよ。

練習方法は、ヴォルドさんに叩き込んどけばなんとかなるだろうし」

「うむ、承知した」

「わっ!いつから居たんですか」

「ついさっきからだが?早く教えてくれ」


筋肉質だけどフルで教えたらヴォルド持つかな~


「ぶっ倒れないでくださいよ?」

「私を甘く見てもらっては、困る。これでも隊長なんでな」

「それじゃ、私についてやってください」


************

「ぜぇぜぇぜぇ」


案の定、最初から張り切りすぎてスタミナ切れだ


「だいじょぶですか?」

「アキは…なぜ…疲れてな…いんだ?」

「鍛えかたが、違うんですよ」

「あの隊長が、先にバテるなんて……」


まあ、この世界に来てから体力がバカみたいに上がってるからな~

これまでの、練習量なら一日中できるっぽいし(ちなみに、夏合宿で去年2,3人倒れたらしい)


「私も負けてられない。ここに残って修行する騎士団でな」

「魔王の所に行く時にアスク君は連れてっていいですか?」

「別にかまわんぞ?」

「僕に拒否権は無いんですか!」

「「ない」」

「二人揃って言わなくても…」


仲間は、多い方が旅は楽しいじゃないか。面白い方が楽だし

男手も欲しい力仕事とか


「アスク!アキに絞られてこい」

「わかりましたよ。隊長より強くなっても知りませんよ?」

「はははっ、その意気だ!」


…乗せられたなアスク、まあドンマイ


「アキー、許可が下りたから出発するぞー」

「ああ、わかった、それじゃあ行きましょうかアスク君」

「行こうか。それと呼び捨てでいいし、そんな笑顔を僕に向けないでくれ…回りの目線が痛い」

『秋ちゃん、早く~』

「今行くから待ってろよ?」


******************************


「やっと出発したか」

「はい」

「たのんだぞ、静の者よ」

「承知しました」

次は、日曜日に更新します

というわけで熊海苔です。10話までいったら番外みたいな物を書こうかな~と

思っていたりしています

そろそろテスト期間なので更新ができなくなります

ですので日曜日はできるだけ更新します。目指せ!1日3話以上更新

それでは、みなさん。しぃーゆーあげいん!

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