5話目 我儘王女と執事さんと依頼内容
連日投稿してますが書き貯め分がそろそろなくなるのでペース落ちます
は?
あ、いえ、どうも秋です。いや~日本経済が気になるね、デフレはいつまで続くのやら…はい、現実逃避じゃないよ。問題を直視出来ないだけだから。
あっ、それが現実逃避か!アハハハハ……はは……はぁ…
「え~と、今なんと仰いましたか?ミーナさん」
「はい、だから魔王を倒してください。そして、その旅に私をお供させてください」
「魔王ですか?あのゴゴゴゴゴ!てヤツですか?」
「ゴゴゴゴって言うかは、知りませんけど、たぶんその魔王です。私がくっついて行く事は、ツッコまないんですか?」
「ツッコみたいのは、山々ですが魔王が先です。強いんですか魔王」
「強いですよ。魔王ですもの」
そうですよね~、魔王って呼ばれてるくらいですもんね
それを、俺に倒せと?さすがに二人じゃ難しいんじゃ…
「二人だけでですか?それはさすがに無理なんじゃ」
「途中で仲間を増やせばいいじゃない?」
「口調が砕けてきましたね」
「だって、あなたが早く決めてくれないんだもの」
若干イラだってらっしゃるのは、気のせいだよね?
「あっ、拒否権はありませんよ♪拒否したら権力とか色々使いますから」
「そもそも、そんな危険がある事に姫様がくっついて来ていいんですか?」
「私がなんて呼ばれてるか知らないの?」
「……知るわけねぇだろ。おい」
「? なにか言いました?」
「いいえ?空耳じゃないですか?それでなんて呼ばれているんです?」
「ふふん、金色の戦姫!」
この子バカだわ。厨二病患者さんだわ。つってもなぁ、魔王が俺に倒せるなんて保障ないだろうし…ナハトとレイは戦力として考えれるし、メグも一応神様なんだから戦闘能力もあるだろうし、う~ん……メグに護衛してもらって俺とナハト、レイでいけば大丈夫か?
いやしかしなぁ、魔王ねぇ……マンガとかゲームみたいに村とか襲わせてるんだろうか?それなら誰かがやらなきゃダメだろうけど、俺が出来るか?否、やるっつったら完遂しなきゃならんだろうし、いくらチートじみた力があるとは言え俺自身に実戦経験ないわけだからあのアルペンタとか言うのの時とは状況が変わるだろうなぁ
「金色の戦姫って……ん?戦?」
「そう、過去に一回だけ許してもらって戦に参戦したの。その時の功績で金色の戦姫って呼ばれるようになったの」
この人だけで良いんじゃないかと俺は思うのだが?ふむ……けど、人が傷つくのも嫌だしなぁ。腹括るしかないか……
「わかりましたよ、行けばいいんでしょう?行けば!」
「物分かりのいい子はお姉さん大好きだよ」
…もしかして、この世界には変な人が多いのでは?そんな疑問が頭に浮かんだ。
いやまさかな、常識人が大半を占めているはずだ。たぶん…
「用意はしておいてね。出発は明日の朝だから」
「ミーナさん?キャラ変わってませんか?」
「ああ、これが素だからいいのよ。あの役は疲れるから嫌なの」
「はあ、それじゃ部屋に戻るんで失礼します」
「また後でね~」
厄介な人が旅のお供ってどうなるんだ?まったく
ん?…また後でね?
「ただいま~、疲れたから寝るな~」
『どうなったか報告してから寝てよ』
【俺には、全部一から教えろ!】
「わかったよ、まず依頼は受けることにした」
【それで、依頼の内容は何なの?】
「魔王の討伐、それでミーナも同行することになった」
『ミーナ王女を連れていくのは、結構やばいんじゃ…』
「自分で言ってたんだからいいんじゃない?」
【でも、王様とかに本人が許可を貰ってなかったら…】
その場合は、かなりヤバイぞ主に俺達が。だって無断で姫を連れ出したことになるのだからな。
犯罪者にはなりたくないからあとで、確認をとっておこう脅してでも。
「あの~、アキ?入ってもいい?」
『………噂をすればなんとやら、だよね?』
「間違ってはいないと思うぞ」
三度目の現実逃避です。ホントやってられないよね、こんな面倒なこと
「返事がないから入るね」
「えっ、ちょま……て」
『ど、どうも』
「アキ、この子だれ?」
「え~と、妹?」
「ふ~ん、なんで疑問符がつくの?」
ミーナがジト目でこっち見てるけど。嘘なのは本当だから、こっち二人は沈黙
短い時間だが部屋の中を静寂が満たす。
「そ、それで、なんでミーナがここに?」
「つまんないから遊びに来たの」
「お…私に何をしろと?」
「でも、寝るみたいだから私もいっしょに寝る~」
「まだ時間も早いですし、寝るのは後にして夕食を食べましょうよ」
「それもそうね、じゃあ行こうか。妹ちゃんも来る?」
『行きますとも』
お腹へったもんなどと言いながらくっついてくるメグ。
腹がへったのは同感だが後ろから、てこてこと歩いて人のコートの端を握らないでほしい、しわが付くからな
「離せメグ、しわが付くから。ほら、握ってたきゃ手を握ってればいいだろ?」
『あ、うん、ありがと秋…』
「あなた達って仲いいのね」
「ん?ああ、まあ」
『そうだよ、私は秋ちゃんとずっと一緒に居るもん』
間違ってはいないが、誤解を招くような言い方は控えてほしい
ほら、なんかミーナに変な目で見られてるじゃんか
「そういう趣味だったのね…」
「ちっがぁあう!」
『それより、ご飯まだ?』
「あと少しで着くから我慢して?え~と…」
『メグだよ』
自己紹介(?)みたいなことをやってたら、王族専用食堂みたいな所についていた。
ここもまた無駄に派手な装飾品の数々が置いてあった
『ねぇ、秋ちゃんここって全部が派手なのかな?』
「お城だからそうなんじゃない」
「それじゃあ、お夕食にしようか。シェバスチャンⅡ世、持ってきて」
「かしこまりました」
セバスチャンⅡ世?2代目なのか?執事に何代っておかしくね?
「なんでⅡ世?」
「ああ、この城では、執事長は代々セバスチャンと名乗れと先代の王から言われているの」
「なる、ほど?」
「お待たせしました。夕食でございます」
なら、いちいちⅡ世って言うの面倒だから(Ⅱ)でいいよね?いいだろ?
いいタイミングでセバスチャン(Ⅱ)さんが、料理を持ってきてくれた。
鳥みたいなのの丸焼き、サラダなどなど3人では、食べきれない量。さすが王族
「それじゃあみなさん御一緒に、いただきます」
『「いただきます」』
・・・・・見た目がヒドイ物があったけれどもおいしゅうございました。
食べてすぐなんだが、メグが寝てしまったので部屋に移動
なぜか、ミーナがついてきたけれども今はスルー。理由?決まっているだろう。疲れたからだよ。
「おやすみ、メグ」
俺の声に反応したのか寝言を言っていた。
その後、ミーナと他愛もない話をしていたけれど、夜も遅いから早く寝ろとセバスチャン(Ⅱ)が言いにきたので寝ることになった。
「そういえば秋、歳は?」
「ん?15だけどそろそろ16になるな」
「え!?15なの?てっきり10か11くらいだと思ってた」
身長のせいでそこまで年下に見られていたか…やっぱ不憫
「ミーナは、いくつ?」
「私は、17よ」
「おっ、予想が当たった」
「まあ、そろそろ寝ましょうか」
「そうだな、おやすみ」
そこで、俺は睡魔に身をゆだねた。
難しいことを考えるのは、明日からにしよう時間はたっぷりあるのだから
どうも、熊海苔です。
感想・レビューください!なんか寂しいです
お気に入りに登録してくださった方、ありがとうございます。
やる気が出てきます、感想が来ればさらに、やる気がでると思います
すいません、調子に乗りました。