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恭介くんの数奇な生活  作者: 熊海苔
第1章 アルカディア介入編
4/65

3話目 恭介くんの受難

 とまあ、お城の中です。はい

 半強制な感じで連れてこられました。自分でも了承はしたんけどね馬車の中での出来事のせいで

 若干後悔してるから、他人のせいにしてる訳だ。決して現実逃避ではない、決して


【現実逃避は、してたんだしょ?アキ】

(はい、してました。スンマセン)


レイには、ばれたようだった。ふっ流石だなレイ…っと、騎士団のヤツらのことを忘れてた


「どうした?アキ、そんな所でぼーっとして」

「いえ、お城の大きさにビックリしてて」

「へー、アキは城は見たことなかったのか、意外だな~」


 親切に声をかけてくれるヴォルドとは正反対にニヤついて言ってくるセトラ

 ヴォルドに対する好感度アップだな。


「わるかったな、見たことなくて!」

「いや、ごめんごめん、ついからかいたくなってさ」

「むぅ~」


 雷が落ちたように全員の動きが止まった

 い、いやな予感が…マジで逃げよう


「そ、それじゃあ先に行くんで…」

「………かっ」

「か?」

「「かわいい~」」

「またそれかー!」


 逃げようとしたら、目の前にナーシャが立ちはだかってきた。しかも顔が笑っている。でも、こっちは笑えない。


「ナ、ナーシャさん?落ち着いて、ね?落ち着いてください」

「ふふふ、逃がさないわよ?」

「だぁー、もうやるっきゃない!」

(メグ!チートでもなんでもいい、この場をどうにか乗り切りたい!なんか力を寄こせ!)

《といっても、そんな大安売りみたいに渡すことは出来ないんだけど》

(じゃあ、自分でなんとかするよ)


 そうだ、なんか武器を考えてそれで、ナーシャを気絶させればいいんじゃん!近距離は、危険だから遠距離だな。やっぱし、銃かな~弾は魔力で作ればいいし

 よし!決定!

 すると、手の平の中にズシリと重たい物が出てきた、白いハンドガンだ。

 なぜハンドガン?と疑問を持ってる人!それはゾンビを倒す某ゲームの主人公のヘッドショットからの回し蹴りに憧れたからですよ。ゆえにハンドガンの名前は、ホワイトテールなんです。はい。


「ごめんねナーシャさん、ちょっとの間眠ってて」

「え?」


 さすがに、撃つのは気がひけたのでグリップで頭をぶっておきましたよ。

 それでも大人か!自制心を持て自制心を


「みなさ~ん、お気を確かにしてください、というか早くお城に入りましょうよ」

「む、そうだな。取り乱してすまなかった」

「中が気になるんですよ。だから早くしてください」


 そうなのだ、セトラの言ってたことは本当な訳だムカツクことに、お城に入ったことあるわけないじゃん。

 というわけで、レッツゴーお城の中♪


****


 え~ただいまお城の一室に待機しております。王様と王妃は、留守で姫だけが残っており謁見の間に移動中なので、しばらく待てとのことだそうです。

 そして、部屋が派手すぎて落ち着きません!

 レイ、ナハト、メグ、全員集合しております。非常にうるさいですな4人集まると


『派手…だね』

【派手だな】

【派手ね】

「落ち着かないのは確かだが、みんなで言うことじゃないだろう」

『ここで言うのもなんだけど銃に名前をつけるなら刀にもつけるべきなんじゃないかな?』

「さいですか」

『そうなんです』

「うんじゃ、右が龍殺し、左が双虎で、決定!」

【俺に何か恨みでもあるのか!?】

「うん、主に使えない頭にね♪」

【くそぉおおおおお】


 よし、会話の邪魔をするやつが撃沈したから話が進むだろう。脱線しなければな…


「よ~し、第2回作戦会議~」

【それで、何について話し合うの?】

「これからについてと、この世界のこと」

『アバウトだね~、まあいいか世界については私が、流し込んどくよ』


 は?流し込む?何を、知識を?でも、そんな膨大な量の情報を人の脳みそが処理しきれる訳ないじゃないか。所詮、人の頭だ容量にも限界がある。昔、ある科学者が人に無理矢理、膨大な量の情報を脳に流し込んで廃人にしたと聞いたことがある。

 それを、俺にするのか?


「メグは、俺がどうなってもいいのか?」


 俺の以外な言葉に困惑するメグ


『いきなりどうしたの?あ……恭介』

「人間がそんな膨大な量の情報を一気に処理出来るわけがないからだ」

『恭介は、自分がどんな事になってるかわかってる?そもそも、この世界には人間なんて種族は存在しない。それにこの世界の人の脳の容量と君の容量は、うんぜんの差があるの。だからあなたが壊れることはないから安心して、ね?』


 くそっ…こんな時だけ大人びた表情で言いやがって、いつもは無邪気に笑ってたり、泣いたり、怒ってたりしてただけなのに、こういう時だけ真剣な顔をする。ずるいじゃないか…


「なんで、こういう時だけ大人ぶるんだよ…」

『その方が恭介が安心すると思ったから、かな?』

「まあ、ありがとな気を使ってくれて」

【それで、秋、落ち着いた?】

「ああ、すまんな取り乱したりして」

『それで、どうするのこれから』

「とりあえず、姫に会う、その後に流し込んでもらう。あとは、気ままに行こうと思う」

【らしいっちゃ、らしいわね】

『じゃあ、用意しとくね、がんばれ秋ちゃん!』


 その時、ドアがノックされた。


「アキ殿、そろそろ来てください」

「あ、はい、わかりました。すぐ用意します」


 さあ、姫に会うんだけど、どんな人かな?じゃじゃ馬じゃなきゃいいか。

おはこんにちばんは熊海苔です。 3話目の投稿なのですが少しシリアスになってしまいました。次回は元の雰囲気に戻ると思います。姫が出てきて話が4,5歩前に進むはず

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