22話目 再会したZE!
今回はかなりカオスです。
それでもおkと言う人はどうぞ
そして、日にちが延びてしまったが出発当日。
まだ、朝が早いと言うのに騎士団のみんなにミーナの両親つまり王様に王妃様までが見送りに来てくれた
「ミーナ、アキ殿に迷惑を掛けぬようにな」
「大丈夫ですわ、お父様ったら」
「はっはっはっは」
ミーナさん、キャラが変わってます…
「アキさん?」
「はい、何でしょうか?」
「(ミーナは、お転婆さんだけど面倒見てあげてね?)」
「(はい、それにしても王様より王妃様の方がしっかりしてらっしゃいますね)」
「ふふふ、そうかもね」
「では、王妃様もお元気で」
「あなたも、体に気をつけていってらっしゃい」
「私の母よりもしっかりしてらっしゃいますね」
「そうかしら?」
そこで本当におもしろそうに笑い合った。
王妃様とだが
「じゃあ、いってきまーす」
「死ぬなよ~」
「不吉な事を言うな!今度死ぬほどキツイ練習させるから、覚悟しといてね?セトラさん」
「冗談だよ、冗談」
秋がずっと半眼で睨んでいたが途中でやめて無視の方向にシフトした。
これが一番誰にでも効くからだ
と、そこでミーナに引っ張られた。
「え~と……姫様は私が命に変えても守り抜きます」
「うむ、では行け。娘と近衛騎士よ」
と、儀礼的な事を済まして出発した徒歩で………なんでさ!?
と言う疑問があるが、ただ単に今馬車がなかっただけである。なにせ出発の日にちがずれているのだから
しょうがない、自分達で決めた事を自分達でやぶった訳だから、自業自得である。
「じゃあミーナ、何処に行くんだ?」
「え~と、トウハの国の山岳地帯にロストテクノロジーの遺産があるらしいから、まず南下しましょう」
「りょーかい、にしても飯とかどうするんだ?」
「あっ、それもそうね。じゃあギルドに寄って携帯食料でも買って行きましょうか」
「新鮮な食材なら、このポーチの中に入れとけば半永久的にもつけど、どうする?」
「じゃあ…「あっ!秋さんにメグさん!」……私は無視?」
「よぉ!ツカサ!今度はこっちに来てくれたのか」
市場の向こう側からツカサ(香多詩路様の『フラグをたてたいっ!』の主人公です。)がてこてこと
走ってきた。
「うん!それが歩いてたら黒い穴があってね。そこに入ったらここに出てきたんだよ」
「あ~、なんかごめんな?ウチの作者が無理言ったみたいで。でも……」
「「「じゃがアイス同盟、此処に再集結!!」」」
「あのさアキ、私、話についてけないよ……」
「あっ!そうか、実はかくかくしかじかで…」
~ただいま説明中~
「…と、言う訳なんだ」
「じゃあ、この子はあの時のツカサって子で間違いないのね?」
「ああ、じゃがアイス同盟の事を知っているから本人だ」
「よっ!本編に出てみた。ツカサもお久~」
そこには、なぜか作者が居た。なにこの展開、こんなんでいいのか?
コイツ、この世界ではゼウスのおっさんよりかなり上の神みたいなもんだぜ?
「お久しぶりです」
ペコッとお辞儀をする。
それに作者とミーナがピクッと反応した
「やっぱ、可愛いなぁツカサは」
と言ってツカサの頭を撫で始める、撫でられてツカサも気持ちよさそうに目を細めているが
俺は、ぶっちゃけ事態が把握出来ていない。いや、マジで
「香多詩路さんに許可貰ったのか?」
「うん、多分オッケー」
「あのさ、そんなメタ発言しまくっていいの?」
「ん~と、今回だけメタ発言解禁」
とりあえず、今の状況を整理しよう…まずツカサが来た。ここまではいい
次に作者登場………おかしい!なぜだ!
と、嘆いても状況は変わらないのだがな。っとこれって…作者にとってハーレムじゃん!
(注意 ただいま秋は混乱しており正しい思考が出来ておりません)
「そういえば、ツカサ君?ちゃん?はどれくらいこっちに居られるの?」
「う~ん、どれくらい居られるんだろう?」
「(おい、メグ)」
「(何?まあだいたい分かるけど)」
「(ミーナが人見知りしてないぞ)」
「(作者がなんかしたんじゃない?)」
まさにチート!ホント何でもありだな
「そうだ、ツカサ料理作るから食ってけよ」
「秋ちゃんの料理おいしいよ?」
「じゃあ、ごちそうになります」
そばにあった宿で台所を借りてちゃくちゃくと作ってゆく
1時間もすれば完成した
ちなみに、秋が料理を作っている間三人で談笑していた。主にじゃがアイスについての話だが
「出来たぞ~」
「何を作ったの?」
「あ~と、無難に玉子焼きと鳥的な何かの唐揚げ、味噌汁、ゴハン。そして……」
「「ゴクン」」
「そして、じゃがアイスだ!」
「「「じゃがアイス同盟!」」」
そこで少し盛り上がってから食べ始めた
「すごいおいしいよ!これ」
「そうか、口に合って良かったよ」
…………
「最後にじゃがアイスだ!」
「「わぁ~」」
「アレンジでジャムをかけてみたけど、どうだ?」
もぐもぐ、もふもふ
「ん!こ、これは………」
「あれ?ダメだったか?」
「すごいおいしいよ。バニラの香りにブルーベリーの味がとってもマッチしてるよ」
「そうか、よかった。でも、こんなに長く居ていいのか?」
「え?ああ!じゃ、じゃあ帰ります!」
「ん、気を付けてな」
「はい、みんなも元気でねぇ」
来た時のようにてこてこと去っていった。
さて……作者とO☆HA☆NA☆SHIしないとな
「作者……」
「ん?何?」
「少し『お話し』しようか?」
「がくがくぶるぶる」
「さて、じゃあ向こうに行こうか」
「………はい……」
その後、路地から出てきた作者が「もうこんなことはしません。ごめんなさい」と言うくらい秋が
言葉攻めにしたんだそうな。
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所変わってここはユーランド
「ねぇ、クレイ本当にサンゴールドに戦争を仕掛けるの?僕は嫌なんだけど」
「何を申しますか、閣下。先日の会議で決まった事ではないですか」
「そうなんだけど……争いはダメだよ。父さんが言ってた『争いは憎しみを生む。そしてその憎しみは
また、憎しみを生む』って」
そう、ユーランドの王、若干18歳にして王の少年――スクルドは言った。
しかしスクルドがなんと言おうが結果は変わらなかった。彼は気付いていた自分がお飾りとしての王で
あることを
「しかしそれは理想論です。我々はサンゴールドに勝たねば未来はないのですよ」
「それは僕も分かってる!けど、争わなくていい道があるのならば、僕はその道を選びたいんだ!」
「サンゴールドの女王殿が幼馴染だからですか?」
「ッ!それもあるが……」
「それもではなく、それがあるからでしょう閣下。国の事に私情を持ち出さないでください」
「くっ……」
どうにかせねば!と頭をフル回転させるが何もアイデアが浮かばない。
黙り込んだスクルドを見て一度礼をしてクレイ――クレイ将軍は退出して行った。
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「にしても、歩きはキツイよな」
「そうだね……もう夕方なのにウッドノースを出れないなんて」
「そろそろ、国境のはずなんだけど……」
「あれか?」
「そうよ、あれが関所とりあえず今日はあそこに泊まりましょう」
「おk、でも泊まる事なんて出来るのか?」
「もちろん」
こうして、関所の2階で夜を過ごした
今回は香多詩路様とクロスオーバーさせていただきました。
ありがとうございます。
ではまたノシ