19話目 たまには、息抜きも大切 後編
感想をくださったArishia様、香多詩路様、ありがとうございます。
そしてお礼が遅れてすいません
「にしても城までの坂、無駄にぐねぐねしてね?」
「そう?これくらい当たり前じゃない?敵が攻めてきた時に楽だもの」
そういうもんか?あの強さの騎士団がいるから大丈夫なんじゃないか?
「あれだけ強くなったのは、アキのおかげよ」
「エスパー!?なぜ地文が読める!」
『ちょ、ちょっと秋ちゃん。メタ発言はだめだよ!』
うぅ…メグに叱られてしまった。これは自重せねばな
「んん~まあいっか、で今から何を………」
『逃がさないよ~。一緒に泳ご~」
「お風呂で泳いじゃいけません!」
「じゃあ、その監視のために一緒に入ってね」
あっ、はめられた!うぐ、逃げ場がない…門に居たナーシャの目も妖しかったし…
う~ん………そうだ!メグで防ご~っと
♪~
そんな時に俺の携帯が鳴った
「ん?なんで携帯が鳴るんだ?異世界だろうに…はい、もしもし、どちら様でしょうか?」
『どうも、初めまして。そこに居る神の上司です』
「ん~とメグのことですか?」
そこでそばに居たメグが首を傾げる。うむ、可愛いな、今の仕草
『ああ、今メグって呼ばれているんですね。ちなみに、本名ペルセフォネって言います。
自分は上司のクロノスって言います。以後お見知りおきを』
「どうも、じゃあメグに変わりますね」
『ありがとう、聡明な女s「ちなみに俺は男です」それは失礼しました』
なんか、神ってクセのある人たちだな~
「ほい、電話だよ」
『え?私?』
「そうそう、あと、これからは口で喋ろうね。作者との約束だよ?」
『ああ、秋ちゃんが電波を受けてる…でも面倒だから口でしゃーべろっと」
「そんな簡単なものなのね…」
ミーナが呆れていたのを二人は知らない…
「は~い、お電話変わりました。メグです」
『ペルセフォネ?元気だったかぁ?仕事もせずにどこほっつき回ってるんだ?』
「うぅ…クロノスさんですか?これは…その…」
『アルテミスも怒ってるから、一回帰って来い。いいか?』
「わかりました……」
『ゼウスは相変わらずデレデレだけど…11時には帰って来い、以上』
ツーツーツー
「なんか怒られたっぽいな。まあ、メグなら大丈夫だろ?あと素朴な疑問、ペルセフォネだから
冥府の女王なんじゃないの?」
「え~と、それは人間が勝手に言ってるだけ、神は家族じゃなくて会社みたいな物だし」
発覚!神様は会社だった!?……笑えねぇーな。オヤジギャグよりひどいな
「さー!お風呂入りましょー!!」
「あ!逃げ忘れた……」
「れっつごー!」
「お~い、発音がおかしいぞ」
「秋ちゃんとお風呂~♪」
「も~ヤダ~、この子達…」
うわ~、グチグチ言ってる間に着いちゃったよ…
「ふふふ…もう逃げられないわよ~」
「え?何その展開…お約束の展開?え?マジ?ちょっ、服に手をかけるな!」
「秋ちゃん?逃げられないよ~」
「お前もかぁああああああ!!」
と、騒いでいる間に手際よく服を脱がされてしまった。
「うぅ……は、恥ずかしい…ちょっ!こっち見るなバカ!」
手で隠しながらペタンと座り込んだ秋を見て、ミーナ達は暴走寸前だった。
や、ヤバイ食べちゃいたい と、思うミーナ
あのまま部屋にお持ち帰りを! と、思うメグ
もうかなり犯罪の域に入ってる二人だった。
「お、俺は先に入るからな?」
「「私達も行く!」」
「だが断る!」
そういうと、俺は全速力で走り風呂に向かった。しかし風呂場のタイルは濡れている訳だ
つまり……盛大にすっ転んだ。
「!ーーーーー!!」
「うわ~痛そう……まさか後頭部から行くなんて」
「ちょっ、アキ!大丈夫!?」
「らいじょーぶ…じゃない。すごく痛い」
答えてからタイルの上をのた打ち回る。これは、痛すぎる、気絶するかと思った
ん~治まってきたな…てか、う~ん風呂でっかいな~
「ふふふ、大きいでしょ?」
「まあデカイな……つーか前を隠してください///」
「何で?女同士なんだからいいじゃない」
「俺はお・と・こ!!」
「今は女の子じゃない。問題ないわよ?」
「もう観念しなよ~秋ちゃん無駄だよ?」
「もうやだーー!!」
「ほらほら、いい子だからお風呂入ろうねぇ~」
「抱き上げるなぁ~頭を撫でるなぁ~」
そのままお湯を掛けられて体を洗われ始めた。
「じ、自分で洗えるから、やめて!」
「顔を赤くしちゃってぇ~カワイイんだからぁ~」
「うぅぅ……なんで俺ばっか…」
でも洗うのが上手いから気持ちが良いな…と、いけないいけない。のまれる所だった
でも、気持ちいいからいいやぁ~
「あら?いきなり大人しくなってどうしたの?」
「ん~?気持ちいいからどーでも良くなった」
「ふぅ~ん、ほら洗い終わったから湯船に入りましょ」
「わふっ!目に泡が!」
「はぁ~いい湯だなぁ~」
「それにしても、綺麗な髪に肌ね~」
「えぇい!触るな!」
「いいじゃない」
「いや、あの、ホント勘弁してください」
こー、あれだ、背中に当たってる物がすんげー気になるんだよね。
「ふふふ、そーゆうことか」
「そうそう、だから離れてくれ」
「ヤダ☆」
「あ…やば…もう限界…」
そして気を失った
作者「今回ゲストでヴォルドが来ています」
ヴォルド「お久しぶりだな」
作者「なんか言い方にトゲがある…」
ヴォルド「私が話に出てこないではないか!」
作者「すんません…当初の予定ではこの話に出る予定だったんだけど、時間がなくて…」
ヴォルド「なら番外編を書け!」
作者「考えときます…はい、感想、ご意見、誤字脱字の指摘等、お待ちしてます」




