14話目 一目惚れ
「今からホントに買い物に行くのか?」
「昨日約束したじゃない」
「昨日は……うぅ頭痛い気持ち悪い」
どうも、俗に言う二日酔いになっている秋です。
いやはやここまでお酒に弱いとは思っても見なかったよ
『じゃあこれ飲んで!』
「なにそれ?薬?飲む、ぜひ飲む、いや飲ませてください!」
日本語がおかしい?はっ、そんなこと今はどうでもいい!
この症状が治まるならなんだってやるさ
「うわっ食いつき方が凄いわね…」
「そういえば、二人とも朝から何でニヤニヤしてるんだ?」
「それは、昨日の晩にね~、メグちゃん」
『そうだね~あれは強烈だったね』
なんか墓穴掘った気がする…使い方がおかしい?ほっといてくれ
「ほら、さっさと行くぞ!」
「『ふふふ~』」
さてと、男に戻れるようになったし今から、一回物陰に隠れて男に戻って
脅かすか
そうと決まれば、ダッシュ!
「あっちょっと待って!」
『じゃあ私はここらでおいとまするね』
「あ!裏切り者!」
*****
ふうここまでくれば大丈夫だろう
ほい、変身っと
「久々に戻ったな服装はっとOK!」
さてミーナを探すかな
*****
まったくどこに行ったのよ!アキは…
「しかも私だけ置いてけぼり…」
別に悲しくなんかないんだからね。
これはその…アキが心配なの!いい!?わかった?
「アキ~どこ~」
~探し出して約30分~
「アキ~?どこ…うわっ!」
そこでミーナは小石で蹴躓いてしまった。
ゆっくりと近づいてくる地面、しかしミーナが地面とキスすることはなかった
「大丈夫か?」
一人の少年が抱きとめてくれたのである(ミーナ主観)
「あの…ありがとう…」
「別にいいよ。お礼なんて、俺はそんなつもりで助けた訳じゃないし」
その時ミーナは、不覚にもその少年にドキッとしてしまった
それを恭介(秋)は知らない
「あのお名前は?」
「ん?俺か?恭介だ」
「恭介さんですか。私はミーナと言います」
「うん、知ってるよ」
そうだ!この人にアキを探すのを手伝ってもらお♪
「あの人を探しているんですけど…手伝っていただけませんか?」
「別にいいけど誰を探してるの?(俺だろうけどな)」
「私の最愛の妹なんですけど…」
「わかった。手伝おう(ツッコミどころが多すぎる!)」
やったー!誘えた誘えた!
本来の目的を見失ってきているミーナだった
その後1時間ほどデート(アキの捜索)をしたが発見できず解散となった
~その直後~
「ふう、意外と時間が経っちまったな。え~と変身解除っと」
噴水の所でメグと落ち合う話になっていたから
たしかこのへんに噴水が………あった
「メグ~」
『あっ、おかえり。楽しかった?久々の元の体』
「ああ、おかげさまで」
そこでミーナがこっちへ走ってくるのが見えた
「アキどこ行ってたの!心配したでしょ!」
「いや…ぷふっ……ごめん」
「なに笑ってんの!」
「あは、はは、はははははははははははははははははははははは!」
「我が王家に伝わりし――」
「わっ!ちょっと待て」
「闇の精霊に力求む―」
「ゴメン!私が悪かった!」
「今回だけ許す。あの方に免じてね」
「『?誰?』」
「恭介様よ♪」
そこで二人は声を失った…
3つ目の連続投稿です
もう書き貯めがありません。
あしからずです