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恭介くんの数奇な生活  作者: 熊海苔
第1章 アルカディア介入編
15/65

12話目 浸入阻止限界地点

今回からサブタイトルに題名(?)を書いていきます

どうも、秋です。

今さっき戦が始まりました。てか、先制攻撃をしました。


『神の名において―汝、火の精霊王サラマンダーに命ずる

―汝、我に力を示せ―煉獄!』

「我が王家に伝わりし光の精霊に力求む―ライトニングマキシマム!」

「水の精霊王ウィンディーネに力求む―氷海より出し氷王の吐息―絶対零度!」


うわっ、エグッ炎の柱と光の柱、氷柱ができてるよ


「ナハト、レイ!刀に魔力付与を頼む!」

【あいよ、じゃあ暴れ回ってくるぜ!】

【はいはい、無理はしないでね。秋】

「行ってくる!みんな後ろは、頼んだ」


あれだけの魔法をくらって残ってるって、どんなバケモノだよ…

まあ、さっさと終わらせますか


「龍殺し破、双虎炎!」

(リミッター解除)


手足に炎と重力を纏い、刀も炎と重力で強化している秋の攻撃を防げる者は、

レアール軍にはいなかった。

剣で防ごうとする者は、剣ごと身体を両断され、

騎兵のほとんどが首のみを斬り飛ばされる。敵側から見れば鬼神の如き活躍だろう、

しかし、この戦いを生き残った者はみな口を揃えてこう言った

『ヤツは、鬼神の如き活躍をしていた、だが、我々に切り掛かる時小声では、

あるが確かに「ゴメン」と言っていた』と…


*****


「何者だ!ヤツらは!あんな化け物がウッドノースに居るなどと聞いてないぞ」

「アステカ将軍!どうしましょう!」

「ヤツらよりも、ウッドノースの正規軍を狙って攻撃しろ!魔導士部隊攻撃開始!」

「はっ!サンダーを撃て!」


―――


「ヴォウド隊長!敵は魔法で反撃してきました!」

「魔法は、ミーナ姫とメグ殿が防いでくれる!騎兵隊は、右翼より馬上槍で突撃

歩兵は左翼から攻めろ。中央は騎士団が応戦する」

「御意!」


―――


「メグちゃん、他にどんな魔法が使える?」

「マスター級の魔法なら全部使えるよ」


片手間で上級以上の魔法を詠唱ありとはいえ連射している

二人もかなり恐れられてるのを二人は知らない


―――


「くそ、やはりこの戦術で来たか。龍騎兵を3出せ。歩兵の方へだ」

「はっ!」

「やはり、敵の将はヴォルドか…」


****


「ナハト!こっちに来てくれ」

【なんだよ】

「空にいる龍騎兵をやる、だから乗せてくれ」

【その提案、のった!】

「んじゃ、行くぞ」


ナハトの背中に乗るか否や上空に向かって飛翔していた。

見えてきた!うわ、レウスみたいなのがまだ、わんさかいるな


「どう倒していく?」

【片っ端からだろ】

「上等!上に乗ってる人間は、俺が倒すからワイバーンは、頼んだ」


「なんだ!アイツは!?なぜ神龍種に乗ることができる!」


双虎炎で敵を焼き切る、龍殺し滅でワイバーンごとぶった斬る。

数分もしないうちに、龍騎兵は倒されていた。


****


レアール軍は未だにウッドノース軍を攻めあぐねていた。


「くっ!予備戦力の半分を騎兵のいる左翼に投入しろ」

「はっ!」


それは、歩兵はあまり積極的には攻めず、騎兵で片翼を潰すという戦術に

なれていなかったこともあるが、レアール側にエンチャントが出来る者が少ないことも

関係していた。ウッドノース側は放出系よりもエンチャントを重視した戦闘スタイル

だから、遠距離で力を発揮するレアールとは違い近距離で戦闘ができるこの状況が

ウッドノースに有利に働いていたからだ


「将軍!龍騎兵が全滅しました!」

「なんだと!?」


その瞬間、虎の子を失ったレアール軍は負け戦になるとアステカ将軍は直感した。

ここで判断のミスをすればレアールの未来を担う若者達を無駄死にさせてしまう

撤退命令を出さなくては、と


「撤退だ!」

「はっ!撤退!全軍撤退!」


これでよい、これでよいのだ


「アステカ将軍、元帥達がしんがりは任せろとのことです」

「わかった。また、ともに酒を飲もうと伝えてくれ」

「はっ!」


****


「終わったな」

【歯ごたえのないやつらだった】

「まあ、下に戻ろう」


その時には、地上の敵もほとんどが倒されていたり撤退していた。

しかし、魔導士のマスター級は数名だけが残っていた

「うぇ~、まだ終わってないのかよ…、さっさと倒すぞ」

【俺は、やんねぇぞ】

「わかってるよ…じゃあ行ってくる」


まあ、腕疲れたから双虎だけでいいか…

てか、この高さから飛び降りるって、俺バカじゃね?

「ちょっ、ヤバいって…あ~もー!エンチャント!」

手ではなく足に魔力を集中的に集める。


「ほっ、ンで、まあめんどくさいけど走るか」


魔導士に向かって斬り掛かる。まず……一人!


「くっ、ヤツに攻撃を集中的に撃て!」

「たく…だから嫌なんだよ…え~と、ほい」


魔力を左手に集めて障壁を作る。そして斬り伏せる


「くそっ、な、なんだヤツは!?」

「すまんな、静かに眠ってくれ」

「う、うわぁあああああああ」


マスター級なのに錯乱するなよ…危ねぇな。まあ、これで最後だ!


「ふぅ、これで終わりっと」

『秋ちゃ~ん、大丈夫?』

「「「アキ~」」」

「あ~はいはい、生きてますよ。う、うぇえええええ」

【秋ったらまた?】

『まただね…』


ほ、ほっといてくれ!


「ア、アキ、城に来てもらうぞ。いいな?」

「今回も拒否権はないんですよね?いいですよ行きます」

「助かる。この戦で一番貢献した人を連れて行かなかったら王様に、

怒られてしまうところだったんだ」

「それじゃあ、行きますか」


*******


「王様!」

「どうした?」

「朗報です。戦が終わりました」

「なんだと!?それは本当か」

「はい、アキ殿達の独壇場だった模様です」

「戦が終わったのだ、パーティーの用意をしろ。貴族も呼べよ?後で色々言われても困るからな」

「わかりました。すぐに料理の支度と皆さんを呼びます」

「うむ、頼んだぞ」


しかし、戦争を一日で止めるとは…やはりただ者ではないな。

だが、こちらに牙を剥かないように手を打つ必要があるがな…


******


「その名前で呼ばないでくれ…」

「いえ、“黒銀の鬼神“様を、その名前以外で呼ぶなんて滅相もございません」

「そもそも黒銀って何よ!?何色なんだよ!」


黒銀って何?ぶっちゃけメタリックブラックじゃね?

「「「「いえ、黒銀の鬼神様は、貴女様だけですから!」」」」

「様だけはやめてぇええええ!」


その後、説得に移動時間をすべて使ったのは秘密だ


「おぬしがアキ殿か?お初目にかかる。ウッドノースの王セントラルだ。

さっそくだが、今回の勝ち戦のパーティーに参加して貰いたい。よろしいか?」

「別に大丈夫ですよ。明後日にはウッドノースを出発しますけど」

「ならば、前回宿泊した部屋で準備してくれ」


無言で頷いておく

パーティーね~

この服装で出られるかな?まあ、なんとかなるか

異次元にフォーマルウェアがあるしな。


「失礼します。パーティーでの御召し物をご用意しました」

「はい?あのそれってドレスとかじゃないですよね?」

「ドレスですよ。可愛いんですから、ちゃんと着飾らないともったいないです」


いや、そんな熱弁をされても、中身男ですから。

でも、ドレス可愛いじゃねぇか。コンチクショー!


「着なきゃダメですか?」

「ダメです。そんな服装でパーティーには出させません!ちゃんと着て下さい!」

「でも~「無理矢理着せますよ?」あ~、何か無性に一人で着たくなってきたな!」

「よろしい、じゃあまずコレをどうぞ」

「着なきゃダメ?…うぅ……はい、そうですね。こんな服装じゃダメですもんね…

着ますよ、着ればいいんでしょ!」

「駄々をこねないでください!」

「じ、じゃあ背中に傷がないか見てくれませんか?」

「それくらいなら、お安いご用ですよ。……ふむふむ、薄くですがありますね。

隠れるような物にしますか?」

「いえ、確認したかっただけですから。それより何色が似合いますかね」

「そうですね……髪と瞳が黒ですから……青なんてどうでしょう?」

「じゃあ、それにします」


しかし、自分に免疫がないからな~、風呂なんて何回ぶっ倒れたことか…

しかも、スタイルよくないけど見た時のダメージは大きいし…

全部脱がないからなんとかなるか……


「まだですか~、早くしないと着替え手伝っちゃいますよ~」

「ちょっ、それだけは勘弁してください!」

「じゃあ、手伝いますね」

「なんで!?」

「ノリです。大丈夫です」

「大丈夫じゃありません!ノリでこないでください!」


急げ俺!スピードに俺の貞操がかかっている!

でも、後ろ留められない、腕吊りそう


「ほら、一人じゃ着れないじゃないですか、だから手伝うと言ったんです」

「お手数かけま…ひっ、ど、どこ触ってるんですか!」

「いや、ノ……」

「ノリでとか言ったら、はっ倒しますよ?…ひゃっ、また!さわ…んっ…てますよね!?」

「いえいえ、面白いものだからつい……」


はっ倒してもいいかな、この人…我慢の限界と言う物があるんだと思うんだよ

でも、女の人だから追い出すだけにするけどさすがに…


「出てってください!!」

「うわっ!」


ピシャッ

カチャッ!

これで安心だなっと

よし、背中のヤツ留まった


「どう?似合ってるかな」

「……………」

「うぅ、やっぱり似合ってないか。でもまあ、これでパーティーに出ます」

「……はっ、危ない危ない、では服が決まったのであの部屋で待っていてください」


ドレスを着たまま部屋に帰還、パーティーが終わるまで着替えてはダメとのこと


「ただいま~疲れた~」

「うわ~綺麗、それで感想は?」

「ん?感想?ミーナどゆこと」

「それの感想」


痛いところをついてくるな。ん~どう言ったものか


「はっきり言うと可愛いと思う」

『秋ちゃん、かなり乙女化してるね』

「言うな、気にしてるんだ」

「アキ様会場においでください」

「は~い、じゃあ行くか。ミーナ、メグ」

『うん』

「エスコートよろしくね♪アキ」


またあの長い廊下を歩くのか、気が滅入るな…


『「つ、着いた~」』

「まったく、今からパーティーだと言うのに何疲れてるの?今からの方が大変なんだから」

「さいですか…」


やだな~一番目立つの


「ふ~……よし!じゃあ行くぞ」


おぉおおお!


やっぱ帰りたい。迫力が凄すぎる!

あと貴族のでっぷりしたオッサン達の視線がウザい


(ほぉ、美人ではないか)

(父上、彼女を嫁に欲しいです)

(いや、わしの愛人に……)

「そこ変な会話をしない!」

「「「すいません!」」」

『秋ちゃん人気だね~』

「やだよ、こんな人気…あれ?ミーナは?」

『王様に連れてかれたけど、なんで?』

「ん?いやメグなら大丈夫そうだからいいけどミーナって俺より二つ年上じゃん?」

(あれで十五だと……)

「外野黙れ!」

『うんそれで?』

「変なヤツに相手されてないかなと、心配で…」

『じゃあ呼んでくれば?』

「そうだな、呼んでくるよ」


周りのヤツらは避けたいしな。てか人多!

進むのが大変すぎる…

ふぅ、やっとついた


「アキ?どうかした?」

「え~と……姫様、私と一曲どうですか?」

「ッ!……はい、喜んで♪」


その時はミーナが心から笑ってくれてて、すごく嬉しかった。

踊れるか心配だったけれども…


テストなんか嫌いだー!

どうも熊海苔です。つい叫んでしまいました

今日は連続投稿なので、また

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