10話目
どうも、秋です。
本日より修行が開始されました。
てか、師匠が厳しすぎる
「ミーナ、もっと集中しろ!アスクとメグもだ!」
「もう無理~」
「はいっ!」
『ムムム!』
ヴァイシャはエンチャント系の魔法が得意らしく3人に教えています?
あ~、叩き込んでます。の方があってるな
俺?魔力の制御の訓練をしろとのこと、コレかなり大変だな。
頭が痛ぇ
「集中を切らすとここら一帯が吹き飛ぶぞアキ」
「マジ!?」
いかん、それは非常にまずい。死にたくないもん
集中集中、心を静めて、自分の中の魔力を感じる。でかい漆黒の塊が見える
塊は、荒れ狂うように質量が変化している
「し、師匠?」
「ヴァイシャでいい。どうした?」
「魔力を感じることが出来たのだけれど、どうすればいい?」
「魔力はどんな色をしていて、どうなってる?」
「色は…漆黒、荒れ狂うように質量がでかくなっていってる」
「なら、魔力の容量の枠を大きくするイメージをしろ。量に合わせてな」
魔力の周りの枠を大きくする感じでっと、だいぶ穏やかになったな。
(メグ、これでリミッターを解除したらどうなる?)
《質量が35倍のスピードで大きくなる》
(ようするに?)
《秋ちゃんの周囲3mが凹むと思う》
(それだけ?)
《それだけ》
なら、いっちょやってみっか。え~と
「解除」
「「「?」」」
ゴォオオオオオ!
「「「!?」」」
うわっ、スゴ!操るのが大変だ。さっきの塊がどんどん膨張している
「アキ…髪と瞳の色が…」
「ああ、元に戻るから大丈夫」
『――その力は神の如く――大地を裂き、海を割る――其の者――名を白銀の鬼神と申す――』
歌うように、メグが言った。俺を含めてみんなが聞いていた。
なぜ、いきなり言ったのか不思議そうにしていた
『実は秋ちゃんって「白銀の鬼神」の生まれ変わりなんだよね』
「「「「…………」」」」
『あ、あれ?』
それって、俺が危険人物って言うこと?みんなから、凄い目線を感じるんだけど
「どういうことなの?」
『え~と、世界で神様の次に強いはず…』
「なんでそんなことを、包み隠さず言うかな」
『いやあの、そういうの苦手だから』
魔力を消して、笑顔でメグをこちらに呼ぶ
『な、なに?』
「正座♪」
『はい…』
その後2時間ほど、修行中なのに説教は続いたという。
「まあ、気にしないでくれ」
「う、うん、わかった」
「承知しました」
「……(コクリ)」
「それで修行の話なんだけど、ヴァイシャどうだ?」
「お前は、次の段階に入る。メグは、教えることがない。ミーナはサボリ過ぎだ。
アスクも次の段階に入る」
「それで、次の段階って?」
「武器に魔力を纏わせて安定させる」
「でも、私は出来るぞ?それ」
「安定していない」
「いいじゃん、なんとかなるよ」
「また、気絶するぞ?」
「頑張らせていただきます」
ホント、ヴァイシャ怖いな。え?最強が聞いて呆れるって?勝手に言ってろ
その時、ヴァイシャが「そろそろだな」と呟いたのは誰も知らない…
翌朝
「アキ~起きろー!」
ミーナが圧し掛かってきた
「むきゅっ!」
「あっ…ごめん」
「うぅ…痛い。で、どうした?」
「師匠さんがいなくなった!」
「はい?」
少しの間、思考が停止した。そりゃ、止まるぜ?いきなりだもん
「一体どういう」
「書き置きを残して居なくなったの」
「書き置きの内容は?」
「『お前達に教える事は、ほとんどない自分達で考えて強くなって見せろ』だって」
「らしいっちゃ、らしいな。ヴァイシャの言いそうなこった」
「人数減ったけどどうする?」
「なんとかなるでしょ」
「それもそうだな」
修行の途中で新たな出会いがあるのをその時は、知らなかった。一人を除いて…
テスト週間真っ最中ですが投稿しました
熊海苔です。
来週にはドドン!と投稿できます。はい
「そんなこと言っていいのか?」
む!秋のくせに失礼な、ちゃんとやるから大丈夫!
「本当に?まあ、がんばれよ作者」
言われずとも大丈夫だよ多分…そもそもなんだよまったく……
「ああ、自分の世界に…え~と、読んでくださってる皆様、ご意見、ご感想、
ぜひください!これからも、『世の中平和なのが一番いいと、今更思う』を」
「「よろしくお願いします!」」