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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『修羅の国』での死闘  作者: 橋本 直
第十六章 誠とアメリアの奇妙な休日

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第71話 女性経験の無い誠の限界

 とりあえず店を出て二人はパーラが貸してくれた四輪駆動車に乗り込んだ。広い車内で二人はぼんやりとフロントガラスを見つめていた。


「それにしてもこれからどうするの?汚染度東和一の沼のほとりを散策とかは興味ないわよ、私」 


 つい出てしまった本音をごまかすようにアメリアはまくし立てる。


「やっぱり映画とか……つまらなくてもとりあえずデートの定番と言えば映画なので」 


 誠はそう言うが、二人の趣味に合うような映画はこの秋には公開されないことくらいは分かっていた。


「そうだ、ゲーセン行きましょうよ、ゲーセン」 


 どうせ良い案が誠から引き出せないことを知っているアメリアは車のエンジンをかけた。


「ゲーセンですか……そう言えば最近UFOキャッチャーしかしていないような気が……得意ですけど。僕はクレーンだけならすぐにでも港湾労働者が勤まるって教官から言われてたくらいですから」


 誠はクレーンが得意だった。それは大型クレーンの話であって、友達のいない誠にはクレーンゲームの経験はほとんどなかったが、ゲームも似たようなものだろうと高をくくっていた。 


「じゃあ決まりね」 


 そう言うとアメリアは車を急発進させ、そのままただ広いだけの田舎のファーストフード店の駐車場を後にする。


「さあ急ぐわよ!終業までにパーラにこの車を届けなきゃいけないんだもの。それまで楽しまなきゃ」 


 そう言うとアメリアはアクセルを吹かした。四輪駆動車は勢いよく対向車も無い田舎道を加速していく。


「ちょっと寒いわね。冷房弱める?」 


 アメリアの言葉に誠も笑顔で頷いた。


「じゃあ、とりあえず豊川市街に戻りましょう!すべてはそれからよ!」 


 アメリアの運転で車は私鉄の走る新興住宅街に向う県道進んだ。赤信号で停止すると、親子連れが目の前を横切っていく。歩道には大声で雑談を続けるジャージ姿で自転車をこぐ中学生達が群れていた。


「はい、左はOK!」 


 そんなアメリアはそう言ってアクセルを踏んで右折した。


 平日である。周りには田園風景。道の両側には大根とにんじんの葉っぱが一面に広がっていた。豊川駅に向かう県道を走るのは産業廃棄物を積んだ大型トラックばかりだった。


「そう言えばゲーセンて?どこに行くんです?駐車場があるゲーセンとなると限られてきますよ」 


 誠はそう言うと隣のアメリアを見つめた。


「ちょうどいいところがあるのよ。私に任せなさい!」


 アメリアは調子よくそう言うと再び制限速度を超えて車を加速させた。



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