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ニテイル
俺は、一通り話終えて、マイドリンクを飲んだ。
いつの間にか、ほぼ空になっていた。
目線を下げ、それを確認していると、
「君、まだ、パルコに入れる?」と聞こえ、俺は顔を挙げて、
「え、何で?余裕だけと。」と答えた。
「じゃあ、ロフトも聞くまでもないね。」
「まあな。どっちも、ここら辺には、ないけどな。」
そう俺が言うと、彼は笑ったから、俺は戸惑った。
いや、ゴメン、ゴメンと彼は、話を続けた。
「君には、今の会話が通じるんだよ。だけと、柳田くんは、『パルコって?』から始まると思うよ。
でもね、君は、どことなく、そんな柳田君と似ているんだ。」
「俺が、柳田と似ている・・・?」