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ちびマの冒険  作者: 秋野空
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女神しゃまのクエストの話~オマケ

女神しゃまのクエストの話~オマケ



リードリンデside


「………これは………」


私は新たな天狐様。

ちびマ様に案内されて訪れた庭の美しさと、子供が飽きないように工夫された数々の道具に驚きを隠せなかった。


ブランコに始まって滑り台やらシーソー。

どれも見たことも聞いた事もない道具。

後にこれは道具ではなく遊具というのだと聞いてまた驚いた。

遊ぶ為だけの道具?


あかマ様によると遊びながら体を鍛えるとか、子供だけでなく大人にも抵抗なく出来るような物も作ってあると言うので見せて貰った。


案内された室内の一室にあったのはトランポリンにボルダリング。

他にも色々あったが衝撃の方が強くてあまりよく覚えていない。


ちびマ様がトランポリンやボルダリングで遊ぶ所を見せてくれたが、危なくないのかとヒヤヒヤしたが仮にトランポリンから外れても、ちびマ様は天狐の力で少しの間なら滞空出来るし、ボルダリングで高所に上がって手を滑らせても大丈夫な様に命綱は付ける様にしているとか。


やっぱり危ないのではないか?と思ったが、この世界でただ一人の天狐となったちびマ様には自分自身を守る為に力を付ける必要があるからと言われ、ちびマ様も遊びながらの訓練?に楽しげな笑い声をあげている。


考えてみたら私達一族はかつていた天狐様を、ただ甘やかしてきただけかもしれない。


それゆえに世界樹が切り倒されるという事態になっても天狐様は何も出来ずに、その命を散らした。


もし私達が天狐様をただ甘やかすだけでなく、この様に時に厳しく鍛えていたら世界樹はいまだにあの地にそびえていたのかもしれない。


今更悔やんでもどうにもならない事ならば、新たな天狐様であるちびマ様の誕生と成長を喜ぶべきだろう。


新たな聖域の場所は教えてはもらえなかったが、一族の生き残りがいると女神ミュールフェリス様からの御告げがあったとちびマ様が教えてくれた。


今はまだ色々あってここから動けないが、いつかは一族を捜しに行こう。


その頃には今日、無事に契約を果たした精霊達も成長している事だろう。


風と大地の精霊。


まだ幼く生まれたこの地から離れて生きてはいけない。


私と契約をした事で、私と共にならば生まれた地を離れても大丈夫になったが、それでも好奇心旺盛でイタズラ盛りの精霊達は目が離せない。


もう少し落ち着きが出てから旅に出よう。


ちびマ様達もいずれは正しきこの世界の女神ミュールフェリス様の威光を取り戻す為に世界を回るとか。


その時に少しでもお力になれる様に私の出来ることをしておこう。


さしあたってはかつて親交のあったドワーフ夫婦にでも手紙を書いてみようか。


奴隷にされてから連絡をとってないが、同じ長命な一族の彼等ならまだ生きているだろうし、武器や防具の類いもあかマ様が手作りされていると言うがドワーフが作る物には敵わないだろう。


さすがにちびマ様の事を伝える事は出来ないが、彼等なら会えば一目で分かるはずだ。


かつての天狐様とも親交があり、世界樹の素材を扱う事が許された唯一の存在なのだから。



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