時代

嗚呼《ああ》故郷《こきょう》　故郷《ふるさと》よ

小《ちい》さい頃《ころ》に見《み》た景色《けしき》今《いま》はもうない

嗚呼《ああ》故郷《こきょう》　故郷《ふるさと》よ

昔《むかし》歩《ある》いた道《みち》は今《いま》雰囲気《ふんいき》も変《か》え

嗚呼《ああ》故郷《こきょう》　故郷《ふるさと》よ

駅《えき》も気付《きづ》けば空気《くうき》さえ今風《いまふう》になり

嗚呼《ああ》故郷《こきょう》　故郷《ふるさと》よ

今《いま》無《な》くなったあの店《みせ》をふと思《おも》い出《だ》す

嗚呼《ああ》故郷《こきょう》　故郷《ふるさと》よ

流行《りゅうこう》が来《き》てこの町《まち》も都会《とかい》の様《よう》に

嗚呼《ああ》故郷《こきょう》　故郷《ふるさと》よ

時《とき》が経《た》っても変《か》わらない処《ところ》も在《あ》った

嗚呼《ああ》故郷《こきょう》　故郷《ふるさと》よ

姿《すがた》変《か》えても未《ま》だ消《き》えぬ此《こ》の地《ち》の名残《なごり》

嗚呼《ああ》故郷《こきょう》　故郷《ふるさと》よ

そんな僕《ぼく》にも少《すこ》しずつ何《なに》かが変《か》わり

嗚呼《ああ》故郷《こきょう》　故郷《ふるさと》よ

今《いま》も何処《どこ》かで変《か》わり往《ゆ》く此《こ》れが「時代《じだい》」か

嗚呼《ああ》時代《じだい》よ　お願《ねが》いよ

全《すべ》て変《か》えてもふるさとは永《なが》く残《のこ》して