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おばあちゃん

 道を歩いていると、スキルが反応する。おばちゃんが重い荷物を持っていた。ぜいぜいと声を荒げているので

「おねえさん、荷物、半分持ちましょうか」

 と声をかける。

「おお、ありがとうね」

 どうやらおばさんは人を見た目で判断しない人らしく、今回は物盗りと疑われないようだ。こういう「対面した後にお願いされる人助け」は3回に2回くらいは失敗する。もっともこのおばさんもちょっと警戒しているのが目にとれる。それほど俺は不細工なのだ。

「よっこらせ」

 半分荷物を持って、おばさんの家まで持って行く。玄関につくと

「じゃあ、荷物おいておきますね」

「ありがとうございます。何かお礼を……」

「いえいえ、結構です」

 そう言って俺は玄関先を後にする。

 家族の人に見られたら間違いなく弱い老人を襲う人だと思われる。俺はこちらの世界では目立ってはいけない。


次の話の前置きです。

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