表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/95

不細工の心得

 俺の名前は一之瀬隼人。

 検事として働いていた俺は、担当していた犯人が新たに殺人を犯そうとした際、人をかばって刺され死亡したが、それに同情した神様がもう一度日本に転生させてくれた。

 前世で検事として国民のために働いていた俺は、もう一度この世界で人助けをしたいと思い、人を助けるためのスキルを取得した。問題点とその解決法が瞬時に浮かぶチートスキルだ。

 今日もスキルが発動し、女性が財布を落としていたので、拾ってあげた。


 もっとも俺には致命的な欠点があった。超不細工に転生していたのだ。

「ふう、危なかったな」

 足早に現場を離れた俺は一息つく。

 助けた後は早く立ち去る必要がある。俺の顔を見て暴漢と間違う女性が後を絶たないからだ。

 さっきの女性も、俺の顔を見た瞬間、一気に警戒する顔をした。あれは危なかった。

 まあ、いきなり叫び声をあげないだけ、他の女性よりもましだが。


 子供のころはいじめられ、女の子からは、「隼人菌」のこすりつけあいをされた。

 家族だけは俺を愛してくれたが、もうこちらの世界で、家族以外の女性と関わり合いになることは諦めた。ただ人のためになることをして生きて行こうと思う。それも一つの生きがいだからだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ