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20世紀シーン3 吉永帰還
警察が出向くが、当時の警察機構はGHQ配下にあり、決まってその抗争が激化してから、ジープで乗り付け、彼らに威嚇射撃を行い、停止させるのみ。相当逮捕者が出ただろう抗争だが、何故か佐名木組の手数だけが極端に減って行った。対する襲撃組は、毎回人数を増やして行くのであった。
「お困りのようですなあ、佐名木さん」
佐名木栄吉朗は、上目に、石橋に毒のある視線を向けて、その相当色んな修羅場を潜って来たであろう大きな頬と、額にある、傷口の顔の低い声で、
「石橋の・・噂では影で、宝山会を使い襲撃させているのはお宅やないかと言う事でっせ」




