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21世紀シーン2 発見
地球と同じ環境下で、宇宙で重力を常に受けながら暮らせる事は、三木 優が発見した定理によって、物理学上にアインシュタインの相対性理論、特殊相対性理論を更に超えて、多々なる応用の段階にあった。
だが、それでも、未だ太陽系外の宇宙へ飛び立つには、光速を超える乗り物、そして、或いは隣接するチャイルドユニバースに到達出来るタキオン分子の発見と、三木が今取り組んでいる、地球上の重力異常地が何故存在するのか、その重力異常との解明は、宇宙論をより完成させて行く道筋になる・・三木チームと、若菜は知っていた。どこかの旧国も恐らく考えているだろう。




