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21世紀シーン1 特科班
今やっと地球連邦としての取組みである、太陽系惑星、衛星の探索と移住に向けてのプロジェクトが進行しようとしているが・・。若菜は、初代大統領に恐らく圧倒的多数の支持によって指名されるだろう鹿島博士の側近として、三木チームとの連絡役だった。不穏な空気は、もう何万年、何千年と言う人類の戦いの歴史、その宿命的な動物本来の闘争心や、食を頂点とする食物連鎖のDNAによって、真の平和が訪れる事など無いと言い切っている。しかし、その不穏は、反体制が必ずしも歴史の中で、正当性を持っていないと言う事は無いのでは無い。所詮人たる大脳の思考によって、勝手に捻じ曲げて来た脆弱な論理の中で、一瞬後には歴史は変化するものである。
その為の仕掛けを、既に三木チーム特別天才博士5名と、佐伯若菜は次々と秘密裏に進めているのであった。




