18/125
21世紀シーン1 特科班
ふふふ・と言いながら、麗華は、
「以前提唱して、スムーズに行きかけた北極海レースは、様々な要因によって中断したまま、そして現競翔界は壊滅に近い状態だわ。唯一、沢木グループ主催の委託鳩舎による海上レースが行われているのみ。それも、もうすぐ無くなるのでは無いかと言われているわ」
「ええ・・S工大が開発した、超演算光脳システムと、光速飛行出来る、MHR(三木優が開発した、頭文字は、三木のM、Hは飛行、Rはロード(前方に特殊な真空通路を、これも光脳に生かされている、ダイヤモンドの数百倍の密度と硬度を誇る、新鉱物のレーザー光線によって*後解説)既に、地球の交通手段や、生産、流通、医療全てが画期的に変わると言う事よね。だから、連日、世界連邦をどうやって構築していくか、それも我が国独自で検討している最中よ」




