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気まぐれ詩集

陽炎の夢想

作者: 高塔柾

答えとは何なのかしら?存在の意味とは?彼方も其れを探しているのかしら?


嘗ての私のように彼方も足掻いているのかしら?温もりを求めるように


人は善と悪、光と闇を身の内に宿すものよ。でもどちらにも行き着けなかった


私は果たして光なのかしら闇なのかしらでもどちらでもないこともまた確かなこと。


彼方がもし正常と異常の狭間で悩んでいるのならまず一言。


「分からないわよ彼方の苦しみなんか彼方じゃないのだから」 


もう少し続くけど宜しいかしら?後四言だけど。


「話さなければ伝わらない。でも言えないから辛いのでしょう?」


正論を言われれば言われるほどに正しいと分かるだけに辛くて


でも自分を変えられなくてのた打ち回る。苦しくて惨めで


「話せないのなら抱えなさい。自分の始末は自分でつけるもの」 


惨めでも理想とは違っても其れが彼方だと私は思うわ。


そして自分の悩みは自分でケリをつけなければ深い悩みほど後を引いていくわ。


「白の彼方も黒の彼方も灰色の彼方も偽りすらも彼方なのよ」


苦しんで足掻きのた打ち回ったのならその無様は彼方が己の手で勝ち得たものだと私はそう思うわ。


誇りなさい。嫌いなさい。ケリをつけられてもつけられなくても……。


足掻いた事実を彼方が知っていれば彼方で在れる。私はそう思ってる。


「他の誰でもない彼方だけが知っていればいいのではなくて?足掻いたという真実を」


誰に認められずとも其の事実が在れば彼方は彼方で在れるのではないの?異常も正常も紙一重なのだから。 


私はまだ足掻き続けるけど存在の意味も答えも自分自身で積み上げ形作り悟るそういうもの。


私にとっては少なくともそういうものだわ。だから悩みなさい。


悩んで選びなさい。他の誰でもない自分の手で選んだ答えなら少なくとも本当なのだから。



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