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佰肆拾字のお話(x2版)  作者: 紀之介
91~100

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50/53

間違えた/言ってくれれば

間違えた



「バレンタインの思い出とか、ある?」


「学生時代、チョコをあげたんだけど…」


「おー」


「入れる机を間違えた。」


「─ へ?」


「で、それを 意中の男子に目撃された上に──」


「…」


「間違えた相手からも フラれた」


「な、なかなかな 思い出だねぇ」



====================


言ってくれれば



「髪、切ったの!?」


「どう?」


「そんなに、困っていたんだ…」


「─ は?」


「言ってくれれば、幾らか貸したのに。」


「いや私…別にお金に困って、売るために髪を切った訳じゃなから!」

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