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第一話 こんなとこまで来るつもりはなかった

初投稿です。

宜しくお願い致します。

 仙崎駿(せんざきしゅん)、十六歳の高校一年生。親はヤのつく自由業の組長。

 カタギ相手に阿漕な真似はしない。ウチは仁義を大切にする組合だ、なんて言ったところで周囲がそれを信じる訳もない。

 当然周りからは浮いてるし、いつだってヒソヒソ話の中心だ。



 市内屈指の不良高に入学したところで、俺の周りの態度は変わらなかった。誰も近付いて来ないし、遠巻きでこちらを見てくるだけ。

 たまに馬鹿な連中が俺を付け回すが、数日後には土下座で謝りにくるレベルだ。


 近所の町内会の人達以外でウチに好意的な人なんて、きっと存在しないんだろう。その町内会も、タチの悪い悪戯をするガキを更生させてなきゃ、未だに険悪なままだったはず。



 保育園時代は先生すらビクビクして誰にも遊んでもらえず、小・中学生時代にはヘラヘラと笑いながら子分のように近付いてくる奴か、何もしてないのに勝手に騒ぎ立てて逃げるやつしかいなかった。

 高校だって不良高のくせに俺が教室に入ると騒がしかった室内が一気に静まるし、喧嘩の場面に遭遇したら一目散に手を取り合って逃げて行く。

 折角の高校生活がこの調子のまま過ぎ、気付けば二学期も始まってから一ヶ月も経っていた。


 高校生といえば、当然ながら思春期なわけで…。いつまでも変わらないこの状況に、俺は嫌気がさしてたんだ。




「いい加減にしろよ、このクソ親父!アンタのせいで俺の青春はメチャクチャだっつの!」

「あぁ?ウチは何もしてねえんだから、堂々としてりゃいいだろうが!テメェの不甲斐なさを俺のせいにすんじゃねえよ!」

「何もしてなくても職業がダメなんだっての!今時なんだよ、ヤクザって!?漫画やアニメと違ってその職業ってだけでアウトなんだよ!」

「お前、それでもウチの次期頭か!男なら周りに流されず自分の意思を貫け!」

「貫く以前の問題だよ!ってか、俺は絶対に継がねえって言ってんだろ!」

「あんだと、この野郎!?」


 高校に入ってから何度目かの親父との大喧嘩。最初の頃は仲裁しようとしてた組員の人達も、今じゃまたか…と、そっと嵐が過ぎるのを待っているような状態。


 ……そりゃ、毎回俺が言い負かされて終わってるけど、アイツ等も仲裁諦めんの早えよ!もっと俺を応援してくれたって良いじゃん。あの頑固親父を少しくらいは譲歩させてくれよな。


「お前は俺の大事な一人息子だ!テメェが継がねえで誰が継ぐんだよ!」

「若頭さんで良いじゃん!渋いし、格好良いし!頼むから俺を巻き込むなよ!」

「えっ、臨時なら兎も角、坊ちゃんがいるのに俺が頭になるのはちょっと…。」

「じゃあ、俺がいなきゃ良いんだな!」

「おい!どこ行きやがる、駿!まだ話の途中だぞ!」


 無関係を装う若頭さんを巻き込んで、俺は親父の部屋から飛び出して自分の部屋へと向かった。

 置き勉のせいでスカスカな学生鞄に色々と詰め込んで、俺は再び親父の部屋に戻る。


「俺はこの家を出る!このまま将来ヤーさんになってたまるか!」

「「坊ちゃん!?」」


 流石に慌てだした組員達がワラワラと纏わり付いたが、俺はもう知らない!


「今まで世話になった!いつか育ててもらった恩は返すがこの家は今日限りだ!」

「おい、待て!勝手なこと抜かすんじゃねえ!」

「うるせー!親父なんかもう知らん!」


 思いっきり親父に叫んでから、俺は周りにいた組員達を無理やり退かして歩き始めた。後ろから付いてきた奴等もキッと睨みつけ、追いかけてくるなと叫んでから玄関へと向かう。

 どうやら、親父の部屋へと向かったっぽい。


 親父が謝ったってもう知るもんか。俺はこの家とはおさらばするんだ。

 人間、やろうと思えばやれる。高校中退でも働く事はできるはず。ふんだ、ばーかばーか!



 ……その時、ちょっとお腹が空いたので、台所に寄って適当に食いモンとお茶を拝借してから再び動き出す。

 いや、お金はあるし買えば良いんだけどさ。節約するのも大事だし、少しくらいは困らせてやろうと思って、鞄に詰め込めるだけ持ってきてやった。ざまあみろっての。


 アイツ等が戻ってくる前に、さっさと出て行かなきゃな。無駄に広いこの家とも、今日でさよならだ。




 そうして玄関から靴を履いていざ庭に出ると、ふと離れの方が目に入った。


 今は半分物置みたいになってる離れは、色々と雑多に物が放り込まれている。

 どっかから奪ってきたもんじゃないだろうな…なんて前に考えた事もあるが、親父がそういう事をしないのは、俺だってよく分かってんだ。



 …そう言えば、一番奥の部屋に何か大切なものが置いてあると、大分昔に親父が言っていたような気がする。

 そこの部屋だけは勝手に入るなって言ってた様な…。



「家を出る前に、ちょっとくらいは…。」


 一度思い出すと、気になってしょうがない。こっそり見て、それから出ていけばいいだろう。靴は…履いたまま上がるのは駄目だけど、置いといて見付かるのも面倒だ。持ってけばいいか。


 廊下にまで段ボールが置いてあるが、一体何が入ってるんだろうな。まあ、あんまりうろついてる時間は無いし、目当てのモノだけ見たらサッサと出て行こ。


 目的の部屋の前に着いて、俺は足を止めた。何だか緊張する…。



 一呼吸ついてから、意を決して襖の扉を開ける。部屋は大して広くないけど、その一番奥に飾られたあるモノを見て、俺は心底驚いた。


「はぁ!?」


 思わず声が出てしまったのも仕方がないだろう。たった一つ、この部屋に置いてあるその存在感たっぷりなモノ。どこからどう見ても、刀だ。短刀?脇差?よく分かんないけど、取り敢えず小さい刀。


 ……俗に言う、ドスだ。


 ってか、銃刀法違反じゃねえか!何だよ、あのクソ親父、アウトだよ。どこ考えてもアウトなシロモンだろ、コレ!


「…いやいや、待てって。ほら、あれだよ、レプリカだよ。きっと本物じゃない。鞘から出したら安っぽい刀身が出てくんだよ。うん、絶対そうだ。」


 誰に言い訳してんのか自分でも分かんないけど、きっとそうだ。流石にあの親父が銃刀法違反なんて罪を犯すはずが…。


「って、ガチのホンモンじゃんかよ…。」


 ゆっくりと鞘から引き出せば、ギラリと光る刃。いや、うん、持った時点で分かってたんだよ。ガッツリ重さあんなって。

 マジか…、親父マジか…。


「取り敢えず、そっと戻そう…。俺は何も見ていない、見ていない…。」


 …そうだ、ここには何も無かった事にしよう。俺は真っすぐ家を出て行ったのだ。うん、そうだった。




 だけど、鞘に戻して元あった場所に置こうとしたその時、突然目も眩む様な光で小刀が輝きだす。


「はぁ!?ちょ、何これ…!」


 目を開けてられない程の光に、俺は立ってられなくなる。目閉じてしゃがんだつもりが、何故かそのまま横に倒れてしまい、俺の意識は遠のいていった。






 眩い光に目が眩み、倒れて意識を飛ばした俺の耳が、何かの音を拾った。


「……った!……うだ!」


 どこからか、誰かの声が聞こえる。一体誰だ…?


「…い、おい…!」

「うぅ…。」


 声を掛けられ、体を揺すられる。頭が覚醒しないまま思わず目を開けば、目の前には大きな帽子を被ったおさげ髪の女の人。

 眼鏡の奥から覗く濃紺の瞳が、観察するように俺を見ていて、何だか居心地が悪い。


「アンタ誰…ってか、ここどこだよ…。」

「我が名はウルシア・ルーマ。ブルタリトア王国一の大魔法使いである!」

「は?ブタ…何だって?魔法?」

「貴様はこの我によって召喚されたのだ、異界の者よ!」

「アンタ、何言って…。」


 何だ、コレは。この女は何を言ってんだ…?俺は訳も分からず、グルリと辺りを見回せば明らかにさっきまでいたウチの離れとは違う部屋。


 ……マジでどうなってんの?



「しかし、異界の者は凄まじい力を持っていると文献には載っていたが…。魔力は精々中の下程度だ。それに加護が風しかない。何か武道の心得があるようにも見えないしのう。」

「お、おい…。」

「貴様、名は何だ。」

「…その前に、俺はどうしてこんな所にいるんだ。何のために、その…召喚?ってのしたんだよ!」


 何言ってんのか全然意味分かんねえ。ってか、何だか馬鹿にされてる感じがして余計にイラっとくる。


「ふん、決まっておろう。誰も扱うことができなかった、失われし(いにしえ)の魔法を行い、我こそがこの世界の大賢者にして最高の魔法使いだと認めさせるためだ!」

「はぁ!?」

「……む?貴様、その手に持ってるものは何だ?我の眼鏡が妙な反応を示しておる。もしや、異界のアーティファクトか!」

「…ちょっ、近付くんじゃねえよ!俺に触るな!」

「ええい、抵抗するな!それを我に寄越すのじゃ!」


 ずっと手に持ったままだった小刀を見て、女の表情が変わった。

 何だコイツ、マジ訳分かんねえ、追い剥ぎかよ!兎に角、絶対に渡さねえぞ…。こんな危ない奴に刃物なんて渡してたまるか!


 小刀と鞄を抱えて壁際まで逃げる。靴は床に投げ出したままだが、気にする余裕もない。取り敢えず、近付いたら蹴るぞ…と牽制してはみるけど、コイツお構いなしで寄ってくる。

 クソッ、相手が女だろうが関係ねえ。傍まで来たらマジで蹴っ飛ばしてやろうと足を浮かせたら、女がポツリと何か呟いた。


 次の瞬間、急にもう片方の足が引っ張られたような感覚になり、思いっきりすっ転んだ。壁にぶつかった頭が、ゴチンといい音を立てる。


「いてっ…!」

「手間を掛けさせるでない、小僧め。さっさとそれを……。」


 女が何か言いかけたその時、大きな音と共に床がぐらりと揺れた。


「うおっ!?」

「チッ…!誰じゃ、我の屋敷を爆破する奴は!」


 揺れのせいで近くにあった棚が倒れてくる。思わず頭を庇ってしゃがみ込むが、タンコブでも出来てたのか、触れた場所がズキリと痛んだ。

 …しかし、どうやら危機一髪だったらしい。倒れてきた棚同士で突っ掛かり、しゃがみ込んだ俺が収まる、ギリギリのスペースが空いていた。


「ビ、ビビった…。」


 死ぬかと思った…。ってか、アイツ今なんて言った?爆破!?


「む、誰か来るな。一体我の屋敷に何用じゃ!」


 足音も何も聞こえないのに、アイツはどこかに向かって声を荒げた。よく分からねえが、これ以上巻き込まれるのはごめんだぞ。

 俺は見付からないように体を縮め、そっと隙間から様子を伺う。足元しか見えないけど、これなら向こうからも俺は見えないだろう。


「……。」


 …少しすると、いつの間にか幾つもの影が、女を囲うように現れた。全く音とかしなかったんだけど…。ドアの音すらなかったぞ、どっかから入ってきたんだ…。


 突然の事に、俺はまた内心ビビる。もー、何?マジで何なの、これ。



「…ウルシア・ルーマだな。」


 静かだった部屋に、一人の男の声が響いた。


「そうじゃ!貴様等こそ名を名乗れ!」

「我々の名を言う必要はない。…が、雇い主の名は言わねばならんな。チャリアンヌ商会だ。」

「…ああ、あそこの手の者か。我の屋敷を壊したのは許せぬが、まあ良いだろう。ちょうど後で其奴等の元に行こ…う、と…?」


 女の言葉が途切れ、会話が止まったと思ったその瞬間。隙間から様子を見ていた俺の目の前が、急に赤く染まった。


「な、…を…!」

「魔法契約の名の下に、貴様の借金、その身で払ってもらう。雇い主は契約書の通り、貴様の命で借金を返済させるようだ。」

「ぐっ…!ま、…、か…。」

「それにしても…。実現する筈も無い、こんなくだらない研究の為にあれだけの金を借りるとは、愚かな事だな。」

「ぁ…、が…。」


 ゾクリとしそうなほど冷たい声で男は呟くが、女からの返事はない。

 …それもその筈。バタリと床に倒れ込んだ女の目から、どんどん輝きが無くなっていくからだ。一目で死んだのだと分かる。濁りだした目と、喉から噴き出した血が床に広がっていき、俺は思わず目を背けた。


 心臓がドクドクと鳴っていて、体が震える。声が出そうになるのを必死に耐え、息が荒くならないように口を抑えた。


 一体、何がどうなってんだよ…!?


「任務完了。遺体を持っていくぞ。」

「了解。」


 男の声にチラリと目を向ければ、数人の男達の手が見え、床に倒れていた女の体が浮いた。ポタポタと滴る血と一緒に、カランと眼鏡が床に落ちる。



 一部が赤く染まった眼鏡だけを残して、そこには誰もいなくなった。何も音が聞こえない部屋の中で、必死で押し殺した俺の息遣いだけが響く。

 先ほどの光景が目に焼き付いたままで、俺は棚の隙間から暫く出てこれず、ただただ震えているだけだった。




「はぁ…。」


 …暫く震えていたが、何とか落ち着いてきた。少し鉄臭い匂いがするが、取り敢えず今はこの棚の隙間から出よう。

 ちょっと鞄が邪魔だったが、ごそごそと体を動かして何とか抜け出す。床の血はまだ乾いてなくて滑りそうだな、…気を付けよう。


「よ、いしょ…っと。」


 一応隙間からは抜け出せたけど、これからどうしようか…。マジで何も分かんない状態で一人残されたんだけど。ってか、正直この血だまりが目に入るのキツイ。

 この部屋からさっさと離れたいが、ひょっとしたらまだ誰かいるのではないかと思うと、開かれたままの扉の先へと進む勇気が出ない。


 …あれだ、もしかしたら帰るために何かしらのヒントが部屋の中にあるかもしれないし…。



 取り敢えず、ずっと床にあると踏みそうだし、落ちた眼鏡は拾って血を拭っておこう。このままだと、嫌な想像しちまいそうだ。



「読書ってあんま好きじゃねえんだよな…。感想話す相手もいねえし。」


 俺は気を紛らわすのも兼ねて、帰るためのヒントを探そうと部屋の中を物色し始めた。この部屋にあんのは、空きが目立つ本棚と机に椅子だけ。


 …机に引き出しなんか無いし、椅子は普通の椅子だ。何も探しようが無い。何かあるとすれば、本棚だろ。


「何かあっかな…。」


 そもそも、明らか異世界であろうこの世界の字って読めるのか?言葉は通じてたけど、文字は駄目…とかねえよな。



「……あ、読める。」


 良かった。どうやら、普通に読めそうだ。散らばってる本や、無事だった本棚から表紙だけチラリと見てみるが、そこだけ見てもサッパリ分からん。まずは題名だけ見て気になるのから読んでみるか。



 魔物の生態、古の伝承、禁断の黒魔法、気になるあの子をゲットする方法。


 ……おい、最後の。てっきり恋愛本みたいな感じかと思って取り敢えずパラパラと見てみたら、ガッツリアウトな内容じゃねえか。誘拐や監禁の正しい方法ってなんだよ。ゲットって物理的にゲットする方法か…!

 手に入らないなら殺してしまえって、何勧めてんの。もしかして、俺はこれを参考に監禁される予定だったのか?うげ、こっわ…。



 …取り敢えず、そのクソみたいな倫理観の本は適当に置いといて、他にはそれっぽいのがないかを探してみる。子供でも分かる基本魔法、なんてのにはまず載ってないだろうな。

 そういや、古のなんちゃらって言ってたし、この本でも読んでみるか。


 俺は最初の方に見付けた古の伝承、という本を開いた。


「えっと、何々…。遥か昔、人々に害をなす魔王が現れ……うわ、少年漫画みてえな入り方。」



 ……魔王は配下に悪しき者を従え、世界を闇に染めていった。魔物の凶暴性が増し、ヒトの国を次々と襲い始める。

 そんな時、大賢者とも呼ばれるほどに高名な魔法使いとして名を馳せた一人の男が立ち上がる。彼は自身の膨大な魔力を用いて、とある魔法を行なった。


 それが異世界より勇者を呼び出す召喚の魔法。



 現れた勇者はとてつもなく強力な魔力を持ち、また全属性の加護を受け、武術に優れたヒトだった。

 魔法使いにより世界の危機を知った勇者は、その正義感から魔王討伐の旅に出る。何年も掛かったその旅路は、勇者の強大な力を使い、ついに魔王を倒すことに成功したのだ。


 世界中が勇者に感謝し、そしてこれからも世界の守り神として残って欲しいと願ったが、勇者は元の世界に戻ることを求める。その言葉を聞き、召喚を行なった魔法使いは、再び大規模な魔法を行なった。

 送還の魔法が完成すると、勇者の姿は消え、無事に元の世界へと戻っていったのだった。



「…良かった、ちゃんと帰れる魔法ってのもあんのか!」


 よし、それならまだ希望がある。……そう思って次のページを開き、その続きを読んだところで、俺の顔から血の気が引いた。



 召喚と送還。二つの大規模な魔法を行なった魔法使いは、グラリと体を揺らしてその場に倒れる。例え大賢者と讃えられた魔法使いであろうと、二度も膨大な魔力が必要とされる魔法を行い、体が持たなかったのだ。

 床に伏し、息も絶え絶えな魔法使いは最後まで自らが呼んだ勇者に感謝していた。


 送還の魔法は、召喚の魔法を行使した者と同じ魔力でないと元の世界には戻れない。何とか自分が生きてる内に、彼を元の世界に返すことができて良かった…、と。

 そうしてそのまま息を引き取った魔法使いに国中が感謝し、勇者と共に讃えられるのだった。



 ……そのページを読んだ俺は、震える声で呟く。




「俺を召喚した術者、死んでるんだけど…。」



 俺の言葉は誰にも聞かれる事なく、その部屋にポツリと響いた。

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