50話「冬の魔物」
どうも!リクルートです!
道具屋の店主がまさかの異世界最強!?の50話です!
遂に50話ですね…
では、早速本編どうぞ
前回、王都に冬が訪れ、雪遊びを楽しんだ冷輝達
フェリルとも雪合戦をして遊び、平和な1日を過ごす事ができた冷輝達
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ある日の昼下り
姫依がリビングにやってくる
姫依「うぅ、寒いです…」
すると、冷輝が何かの準備をしている
姫依「あれ?冷輝さん、どこかへ行くんですか?」
冷輝「ん?あぁ、魔物討伐にな」
冬に出る魔物っているんでしょうか…?
姫依「冬の魔物って…」
玲火「アイスゴーレムの事だよねっ!」
後ろから玲火ちゃんが出てくる
姫依「ひぇっ!」
流石にびっくりした
私は息を整える
姫依「…アイスゴーレム?」
冷輝「冬の魔物の強敵とも言われる、氷の洞窟に住んでいるらしい」
アイスゴーレム
氷の塊でできた人形
普通のゴーレムとは違い、氷の攻撃や魔法も使ってくる、アイスゴーレムが放ってくる攻撃は家を1つ粉砕できるほどの威力…
かつて、アイスゴーレムと戦った冒険者達はその後帰ってくる事はなかったとか…
姫依「そ、そんな恐ろしそうな魔物を倒しに…」
冷輝「大丈夫、いざとなったら玲火の炎で焼き尽くせばOK」
それなら安心安全ですね…まぁ、それなしでも冷輝さんと玲火ちゃんが負ける所を想像できませんけど
そして、私も寒さ対策の服を着て準備完了
姫依「そういえば、ソフィアさんは行かないんですか?」
ソフィア「ん?私は、街の雪かきするから行けない」
すっごい真面目
ソフィア「こんな私でも少しでも役に立つんだって所を見せてあげたいんだ…天国のお母さんに」
ソフィアさんはいつでも役に立ってます…
ソフィア「てことなんで、いってらっしゃい!」
すると、冷輝さんと玲火ちゃんは私の手を掴み
冷輝&玲火「行くぞ!/行くよ!」
そう言うと、目の前が暗くなった
そして、目の前が明るくなると、氷の洞窟が目の前にあった
姫依「今…何が起きました?」
冷輝「俺の高速移動と玲火のブーストダッシュという物を合わせたんだ、それで瞬間移動レベルの速さでここに来た」
玲火「ブーストダッシュってのはね、自身のエネルギーをエンジンみたいにして素早く動けるようにする物だよ」
親切丁寧に玲火ちゃんが説明してくれた
冷輝「よし、行くぞ」
冷輝と玲火は洞窟の中へ進んでいく、姫依はその後ろをついていく
姫依「本当に氷ですね〜」
壁も地面も全て氷…ひんやりしてる
冷輝「道はこのまま一直線みたいだな」
私達はそのまま進んでいく
そして、私達は最深部へとついた
冷輝「ここが最深部か?」
天井も高く、広い場所に出た
?「誰だ?俺の部屋に侵入した奴は」
ズトォォン
上から何かが落ちてきた
冷輝「姫依…下がってろ」
姫依「は、はい!」
私は、冷輝さん達から離れる
冷輝「出たな、アイスゴーレム」
アイスゴーレム「ほう、この俺を倒しにきたとでも言うのか…冬は俺の季節…俺に勝てる奴などおらん」
確かに、見かけは強そうだ、数々の冒険者を倒しただけはある…
アイスゴーレム「貴様らも帰らぬ者にしてやる!」
ズトォォン!!
冷輝と玲火は避ける
アイスゴーレムの攻撃で地面が割れる
冷輝「すんごい威力だな」
アイスゴーレム「おらっ!」
アイスゴーレムは氷の魔法を放つ
玲火「ハァッ!」
玲火の炎の魔法で相殺する
玲火「それじゃ、このまま!」
玲火は炎の魔法をアイスゴーレムに放つ
ドゴォン!
炎の魔法はアイスゴーレムに命中し、炎の煙が舞う
冷輝「やったか!」
玲火「お兄ちゃん、それフラグ!」
炎の煙が消える
アイスゴーレム「俺に炎の攻撃など効かない!」
氷なのに炎を受けても溶けていなかった
玲火「嘘っ!?私の炎で!?」
冷輝「これは…厄介だ」
アイスゴーレム「死ねぇっ!」
ズドォォン!!
アイスゴーレムは見かけの割に身軽のようで、ジャンプしながら攻撃をしてくる
冷輝と玲火は二手に分かれる
冷輝「玲火1人の魔法で効かないんなら」
玲火「2人の魔法はどう!?」
冷輝と玲火はアイスゴーレムの前後から炎を放つ
ズドォォン!!
命中するが、やはり、効いていない
冷輝「駄目か」
玲火「こうなったら…お兄ちゃんやるしかないよ!」
どうやら、2人には作戦があるようだ
冷輝&玲火「姫依!/姫依ちゃん!」
2人は私の名前を呼ぶ、すかさず、私は祈って冷輝さん達を強化する
冷輝「よっし!」
ドンッ
2人は二手に分かれる
玲火「ハァッ!」
玲火は再び炎を放つ
アイスゴーレム「効かないと言っているだろう!話を聞かない野郎達だ!」
玲火「いぃや、それは目眩まし、いつもより、煙が多く出るようにしたんだ」
アイスゴーレム「前が見えない!」
すると、煙を通り抜け、冷輝がアイスゴーレムに攻撃
冷輝「うおおっ!」
ドゴォッ
アイスゴーレム「ぬおっ!」
冷輝「玲火!決めるぞ!」
玲火「おっけぇ!」
2人が息を合わせて、アイスゴーレムに攻撃する
冷輝&玲火「ハァァァッ!」
スドォォン!!
2人の攻撃はアイスゴーレムを貫通する
アイスゴーレムは普通の氷になる
冷輝「ふぅ、これで、被害が出ることはなくなるだろう」
冷輝達はアイスゴーレムの残骸を回収する
同時刻…その様子を燈香はモニターで見ていた
燈香「さっすが、兄妹だね、敵なしって感じだ」
アイスゴーレムをこうもあっさり倒してしまうと強敵感がなくなってしまうね
燈香「まぁ、それは置いといて……さて、そろそろ敵さんが次の手をしてくる頃合いかな」
同時刻
失梨花「くそー!まさか、ダークネスドラゴンまで倒されるとは…!」
レオ「失梨花様…今は冷輝らは放っておいて、魔界から攻めるのはいかがでしょう」
失梨花「魔界か…魔王フェリルが統べる世界だな…そうだな…魔王を倒し、私が魔王になるのもありだな」
レオ「では、早速準備を致しましょう」
失梨花とレオは魔界襲撃の準備をする
そして、冷輝達は無事街へ帰還した
冷輝「ふぃー疲れた」
冷輝は背伸びする
姫依「温かいお茶をどうぞ」
そこに、ソフィアが帰ってくる
ソフィア「おっ、帰ってきてたのか」
冷輝「どうだ?雪かきは」
ソフィア「ばっちりだよ」
ソフィアはピースをする
そしてその後は平和に過ごした冷輝達であった。
50話ご覧いただきありがとうございました!
次回は、魔王フェリルが活躍する回になると思います!フェリルのカッコいい所自分も見てみたいので…!
では、51話で会いましょう。




