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2話「物語の始まり」

どうも、リクルートです

道具屋の店主がまさかの異世界最強!?の2話です

今回の話は前回に引き続きの話です。

早速、2話をどうぞ…

前回、私、姫依ひよりその最強と言われるその方の名前は

冷輝れいき…冷たく輝くって…格好良くありませんか?

私と冷輝さんとの物語が始まります

ーーーーーーーーーーーーーーーー

朝、私は家のキッチンで朝ご飯を作っていると

ガチャ

冷輝「おはよう…」

冷輝さんが起きてくる

姫依「おはようございます」

私は笑顔で答える

冷輝「朝ご飯なんてそんな気を使わなくてもいいのに」

姫依「住ませてもらってるんですから、これ位やらせて下さいよ」

お世話になりっぱなしはよくないと思ったので、恩返しみたいな感じだ

冷輝「それならいいけど…」

私は、テーブルの上に料理を置く

朝といったら卵焼きにウィンナーでしょ!

冷輝「卵焼きとウィンナーか…」

姫依「もしかして…嫌いだった?」

冷輝「いや…」

そう言いつつ、卵焼きを口へ運ぶ

冷輝「ん!」

冷輝さんは目を限界まで開いて目力が凄い

姫依「ま、不味かったですか!?」

私は焦る、もし怒らせて、ぶっ飛ばれたりしたら…って考えてしまったからだ

冷輝「美味しい!」

姫依「え?」

余計な心配だったみたいだ…よく考えたらそんな事はありえないだろう

冷輝「美味い!美味い!」

物凄い勢いで料理を食べていく

そして、あっという間にテーブルの上のお皿は綺麗になる

ん?と言う事は…?

姫依「あ…私の分…」

冷輝「ん……?あ……」

沈黙の時間が続く

冷輝「ごめん!美味し過ぎて全部食べてしまった!本当にごめん!」

冷輝さんが私に全力の土下座をしてくる

土下座をする程!?

姫依「別に…良いですよ」

何か、ツンデレっぽくなってしまった

冷輝「何か奢るから…ついてきてくれるか?」

姫依「大丈夫ですけど…」

どうやら、この街のギルドハウスへ行くようだ

外へ出ると、人の目線が一気にこちらに向く

うぅ…何か…気まずい…

姫依「そういえば、ギルドハウスに行っていいんですか?お店の方は?」

冷輝「大丈夫…昼から営業だから」

大抵の冒険者は昼からクエストに出発するらしい

そう言ってるうちにギルドハウスについた

ガチャ

中にいた冒険者達はやはり、こちらの方を向く

冒険者達「冷輝さんだ…」「あれが…噂の」

冒険者達は小声で話している

冷輝さんが歩くと皆は道をあける

クエスト窓口へ行くと女の人がいる、名札にサリアと書いてある

サリア「冷輝さんこんにちは!今回はどのような用で?」

冷輝「何か、手頃なクエストはない?」

サリア「んー…これなんかどうです?タイガーの群れ討伐」

クエストの紙を見る


クエスト内容

タイガーの群れ討伐


詳細

最近、森の中でタイガーに襲われる事件が多いんだ、お願いだ何とかしてくれ


報酬金3000G



冷輝「受けよう」

サリア「わかりました、クエスト発注しますね」

クエストをやるには、手続きが必要みたい

サリア「発注完了です…タイガーの群れの住処は森の東側の洞窟にあります…お気おつけて」

冷輝「任しといて」

姫依「タイガーの群れって結構ヤバくないですか?」

タイガーは一体や二体なら弱いが…集団となると、上級の冒険者でも苦戦する事があるとか…

冷輝「森の東の洞窟まで突っ走るから、乗って」

姫依「わ、わかりました」

冷輝さんは私をおんぶする

冷輝「行くぞ」

ドン!

凄い音をたて走り出す

速い!速すぎる!私は、必死で冷輝さんにしがみつく

すると、冷輝さんは止まる

冷輝「ついたよ」

あっという間に洞窟につく

冷輝「さぁ、行こう」

私と冷輝さんは洞窟の中へ入ってゆく

洞窟の中は薄暗い

姫依「明かりないですけど…大丈夫ですか?」

ボォッ!

冷輝「明かりがなければ、作ればいいだけ」

冷輝の手から炎が出ている

その後何もなく、洞窟の最深部へと進む

姫依「道中、何も出てこなかったけど大丈夫ですよね?」

私はちょっと怖くなってきた

冷輝「姫依はそこの岩陰に隠れて」

姫依「は、はい」

私は言われた通り、岩陰に隠れる

すると…

?「誰だぁ?俺達の縄張りに足を踏み込んだやつは」

ここは、タイガーの住処のはず…ということは…

明らかにタイガーのボスっぽい魔物が出てくる

ボスタイガー「何だ?貴様…俺達の縄張りに踏み込んで……いい度胸じゃねぇか……」

冷輝「おおぉ…喋るタイガーは初めてだ…」

ボスタイガーに近づく

ボスタイガー「な…何だよ」

冷輝「お手!」

ボスタイガー「誰が犬だ!コラァ!」

冷輝「じゃぁ……」

冷輝は考え込む

冷輝「おすわり!」

ボスタイガー「だから、犬じゃねぇっ!」

冷輝「犬に見えるんだけどなぁ」

確かに、外見は犬っぽい…

ボスタイガー「こう見えて、俺達はネコ科なんだよ」

冷輝「木の?」

ボスタイガー「誰が、根っこ科だ!」

これは、もはや漫才…笑いを堪えるのに私は必死だ

ボスタイガー「ふん!そう言ってられるのも…今のうちだ、出てきな!子分共!」

ボスタイガーが子分を呼ぶと、地面の中や壁の中…あらゆる所から出てくる

ボスタイガー「俺が出るまでもねぇ、やっちまいな!」

そう言うと、タイガー達は冷輝に襲いかかる

ザッと数えて子分は20体ってとこか…

タイガー達「ウガァッ!」

四方八方からタイガーは襲いかかる

ヒュン!ヒュン!

それを容易く避ける冷輝

バコン!バコン!

冷輝の攻撃に当たったタイガー達は洞窟の壁に当たって倒れる

冷輝「はい…子分掃除終了っと…もういないの?」

ボスタイガー「ちっ…舐めやがって…俺の可愛い子分を…よくもやりやがったな!」

ボスタイガーは子分よりも素早いスピードで冷輝との間合いをつめる

ボスタイガー「喰らえ!八つ裂き!」

ヒュン!

一瞬にして、冷輝はボスタイガーの後ろに

ボスタイガー「は、速い!」

ズドドドッ!

ボスタイガー「ぐはっ…!」

私は何がおきたのかわからなかった…冷輝さんが攻撃をしたようには見えなかった…でも…ボスタイガーは倒れている…

冷輝「もう、出てきて大丈夫だよー」

姫依「は、はい!」

私が出ると、冷輝さんはタイガーを洞窟中心に集めていた

姫依「ボスタイガーってどうやって倒したんですか?」

私は気になって聞いた

冷輝「後ろに回り込むついでに5発くらい殴ったら終わっちゃった」

めちゃくちゃ軽く言う

回り込むついでって…もう動きが尋常ではなかったのに

全部のタイガーを中心に集め終わる

冷輝「スモールハンド」

タイガーの山が小さくなり、冷輝さんの手に吸い込まれて行く

冷輝「よし…帰ろっか」

帰りは、行きと同じようにおんぶしてもらい、高速で帰った


ギルドハウスの入口にて…

冷輝「ほら、討伐完了」

サリア「す、素晴らしいです!」

タイガーの山を見て、ビックリしている様子だ

冒険者達「おい、あのボスタイガーまで一人で倒したのか!?」「あのボスタイガーに何人犠牲になったと思ってるんだ…」

冒険者達は唖然としている

冷輝さんは、そんなボスタイガーと漫才をやるくらいだからね…

サリア「報酬の5000Gになります」

冷輝「金貨5枚も…何か多くない?」

サリア「依頼人の感謝の気持ちです、受け取って下さい」

グゥゥ…

そこに、私のお腹がなった…

冷輝「さぁ、ご飯食べに行こうぜ」

姫依「うぅ、恥ずかしい…」

サリア「では、またお待ちしてますね」

手を振って見送ってくれた

姫依「でも何で、わざわざクエストに?お金は沢山あるんですよね?」

冷輝「一苦労して食べるご飯は美味しいよ」

そういう事ですか…冷輝さんらしいですね

ホント…この人といると…毎日が楽しくなりそうですね

2話ご覧いただきありがとうございました!

今後も皆さんを楽しませながら自分も楽しめる小説を書いていきたいなと思ってます。

では、また3話で会いましょう

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