1話「ある日の噂」
どうもこんにちは、リクルートです
今回は、道具屋の店主をやっているのにまさかの世界最強になってしまった男の話です。
自分自身も楽しみながら書けたらなって思ってます
記念すべく1話お楽しみ下さい
「この噂聞いたことあるか?」
「なになに?」
「ただの道具屋の店主なのにめちゃくちゃ強い人がいるらしいぞ」
「それもう、ただの店主じゃなくない?」
その話を聞いている人がいた…
この私、姫依です
私は、この世界でいわゆる、記者というものをしています。
姫依「なるほど、調査が必要ですね」
私は、すぐに色々な人に聞き込みをしました。
姫依「その人は、王都で道具屋を営んでいるらしいですね」
私は準備を整え王都へ向かった
姫依「この森を抜ければ王都につくはず…」
私は森を歩いていたすると
ガサガサッ!
姫依「だ、誰!?」
私はびっくりして声がひっくり返った
タイガー「ガウッ!」
姫依「タ…タイガー!?」
私は記者、戦う能力はほとんどない…
私は…王都へ着くこともなく終わるんだ…
タイガー「ガアッ!」
姫依「キャーーッ」
ズドン!ダァーン!
タイガーが何者かの攻撃を受け吹っ飛び木に衝突
私は、一瞬何が起きたかわからなかった
?「お、この木の実探してたんだ」
私を助けてくれたと思わしき人物は、木から落ちた実を背中のかごに入れていく
姫依「あのっ!」
思ったより大きな声がでた
?「ん?」
姫依「お名前聞いてよろしいでしょうか」
?「冷輝」
見つけた!
姫依「あの、お話よろしいですか?」
冷輝「ここは、魔物がでる…俺の店においでよ、話はそこで…」
恐らく、噂の人物はこの人だろう
思ってたより、静かそうな人だ
それにしても、さっきのは…
冷輝「ここが、王都だよ」
やはり、王都は他と比べてかなり都会だ
門番「これは、これは冷輝様、お勤めご苦労様です」
冷輝「ん…」
冷輝様!?
姫依「え?冷輝様って言われてるんですか?」
冷輝「何か、そう呼ばれるようになった」
マジでこの人すごい人かも…
冷輝「ここが、おれの店」
道具屋の物を売るところはいわゆる屋台だ、その横に家の扉がある
冷輝「どうぞー」
姫依「お邪魔します」
冷輝「お茶入れるから椅子にでも座って」
お言葉に甘えて椅子に座る
なぜだろう、初めて来たはずなのに何故か落ち着く…
冷輝「はい、お茶」
姫依「ありがとうございます」
落ち着くお茶のにおい
冷輝「それで、話って?」
姫依「なぜ、道具屋の店主なのにそんなに強いんですか?」
一番気になる事をすぐ言った
冷輝「気づいたらこうなってた」
気づいたらとは、一体どういうこと?
姫依「それってどゆことですか?」
冷輝「そんな深い話はないよ、朝目覚めたらこうなってた、それだけ」
神様が力をくれた…とでもいうのか…?
冷輝「この強さがあるせいで」
ドンドン!
?「おら!道具屋の店主いるんだろ!?」
ドアを強く叩く男の声が外からする
冷輝「きたな」
姫依「きた?」
これが最初じゃなさそうだ
ガチャ
?「おうおう!店主よ!?俺様より強いらしいな?」
冷輝「それが…どうした?」
謎の男はかなり身長がデカく、我体がしっかりしている
姫依「あの男って…!」
?「舐めんじゃねーぞ!」
男は冷輝に殴りかかる
ガシッ
男の拳を掴む
冷輝「舐めてなんかいねぇよ、それに、ここで勝負は近所に迷惑だろ」
?「ちっ」
街の広場に移動する
姫依「冷輝さん!あの人って冒険者クラス(金)のスパイルって人ですよ?」
冷輝「問題はないさ」
冷輝とスパイルは見合う
私は、冷輝さんを信じることにした
スパイル「命落としても知らねぇからな?」
スパイルは剣と盾を装備する
スパイル「うおぉっ!」
スパイルは冷輝との間合いをつめる
流石…冒険者クラス金…速い…私では、目が追いつかなくなりそうだ
スパイル「くたばれっ!」
ヒュンッ!
冷輝はスパイルの攻撃をあっさり避ける
スパイル「何っ!?」
冷輝「よっ」
ストッ!
冷輝は素早い手刀を入れるとスパイルは倒れる
ドサッ
冷輝「終わったぞ」
私の所へ冷輝がくる
相手は決して弱くない…それ以上に冷輝さんは強い…
姫依「あの…冷輝さんの冒険者クラスってあります?」
冷輝「一応あるけど……無理矢理認定されたっていうか…」
冷輝さんが出した冒険者カードをみて私は唖然した
姫依「プ…プラチナ!?」
プラチナは、数々の難関クエストクリアに大勢の人々の支持が必要なはず…
冷輝「これも…クエストやってるうちにこうなってた」
やっぱり、気づかないうちかーい
恐らく、スパイルが金なのは、人に支持されてない為だと思われる
冷輝「そういや…さ」
何かを思い出した感じで言う
姫依「なんです?」
冷輝「これからどうするの?」
特に決めてなかった…これからどうしよう…
冷輝「よかったら、家…住む?」
な、何と、住む!?
姫依「いいんですか!?」
冷輝「姫依がいいなら…」
この人といれば、毎日が楽しそうですもんね
そしてこれが、私と冷輝さんとの出会いであったのです
1話ご覧いただきありがとうございました!
道具屋なのに、強い…
なんか凄いですね。
では、2話もお楽しみに