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雪女JKと陰陽師の転校生 〜〜雪女の少女と陰陽師の長身イケメンの甘酸っぱい恋模様〜〜  作者: 黒崎吏虎
第七章 雪陰大戦編第一部 晴夜の出生の秘密と19年前の因縁
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93rd SNOW 「親友」としての想い

17話で咬ませを演じた夕哉くん、今回は晴夜への想いをぶっちゃけます、晴夜の彼女である氷華にwwww

 公園の池で釣りをする2人。


……まあ、今は12月なので魚も鈍い。


お互いにゲンゴロウブナくらいしか釣れない釣果である。


「……ワイと晴夜はな……京都の『Σ』ってところで妖魔討伐部隊をやっとったんや。今年の5月くらいまで……な。」


「……そこから仲良くなってったの?」


「うーん……昔から知っとるからなあ……ちょっと天然の入ったヤツやがな……やっぱモテてたで、あのタッパで、あの二枚目の顔なら。……で、アイツな!? それでいて京都にいた頃は女の子に全くといっていいほど興味示さないしな!? ワイからしたらムカついたで!? 悪いヤツじゃないのは分かっとるし、ええヤツだから尚更タチ悪いねん!!」


「アハハ……私が初恋って言ってたよ? 晴夜……」


「せやろ!? そんな晴夜がな!? 夏にこっち帰ってきた時に会うたんやがな……『気になってる子がおる』、ゆーたら雪宮さん、アンタの写真やねん! しかも黒ビキニの!! 晴夜っつーヤマ動かしたんやな、って感心してたんやけど……お館様の不穏な動きが現れ始めたのはそこからや。で、晴夜と雪宮さんが付き合ってるって知った時は内心嬉しかったで!? でもな……『晴夜を殺害する』……ってお達しが先週来てな……ワイはどうすればええんや、ってなったから……アンタに会えてよかったわ。」


「……そっか……朝日奈君の事情は分かるよ。晴夜のお父さんもそうだったし……今回の戦争に参加したく無いって言ってた……」


「……ワイかて同感や……夏は雪女と戦争を起こす、ゆーてたらこの冬は晴夜を殺す、ってなんやねん……ホンマ()()()()()()や、お館様は……そらぁ月久はんは参加しにくいわ。あの人は厳しい御方やが……同時に優しい御方や。ワイも尊敬しとる。ワイの親父も晴夜のことは良く思っとったから複雑な胸中や、って言ってたで……?」


夕哉は溜息を吐く。


晴夜のことを大事に想っていることは、氷華も感じていた。


たとえ、事情を氷華も知っていたとしても、晴夜とは長い付き合いの夕哉だ、こういう言葉も並べ立てられる。


「……朝日奈君はどう想ってるの……? 晴夜のこと……」


「……アイツはどう想っとるかは知らんがな、ワイのことを……でもワイは……家柄が低くて距離を取られがちだったワイにも分け隔てなく接してくれたヤツやからな……感謝してんねんで?? アイツも大人しいヤツやから友達が少なくってな……ワイと気が合って……京都の『Σ』に誘ってくれたのもアイツやねん。だから……ワイの中では晴夜は『親友』やねん。恩人でもあって……色々ぶっちゃけられる仲やねん……ホンマのこと言ってしもうたら殺したくはない……誰が好き好んで()()()()()()()()()()()しなきゃアカンねん……」


晴夜は夕哉も助けていたのだな、と考えると、やっぱりいいヤツなんだな、と氷華は再認識できたし、夕哉の葛藤も手に取るように分かった。


恩義があるからこそ、苦しさも氷華は享受できた。


「……私もだよ、朝日奈君……私も……晴夜のお陰で変われた。内向的で……前に出られなかった私を……あの時、転校してきた時に声を掛けられてなかったら……今も『Σ』に入ってないだろうし……『新世代10傑』にも選ばれてなかったと思う。晴夜と仲良くなってから自信を持てたの。自分自身に対して、ね? 失うものもあったし……心を抉られることもあったから……朝日奈君の気持ちはよく分かるよ……だって私にとってさ、晴夜は特別な人だもん。誰からも愛されて……それでいてハートが強くて……『恋人』だけってじゃなくて……その……」


「……『原動力』って言いたいんか? 雪宮さん。」


「そう、それ!! ……でも不思議だね、朝日奈君は……私、男の子苦手なのに……なんでこんな自分の事情をペラペラと話せるんだろうね……」


「……ワイもや。ここまでワイの話を聞いてくれる子は初めてや。……もし晴夜が付き合うてなかったら……ワイはアンタに告白してたかもな……それくらいアンタは身も心も綺麗なヒトやねんな……」


晴夜が氷華に惚れる気持ちが分かった、と夕哉は感じたままに話した。


そして夕哉は、氷華にこんなことを言う。


「……だからワイみたいな端くれが云うのもなんやが……今の陰陽師の体制をぶっ壊してくれへんか!? 今回はおそらく過激派だけが集まるはずや、せやから……過激派を今回の戦争で一掃してもらえるか……!? 死に目に会えへんまま晴夜の訃報を聴くのが怖くて堪らんのや……!! ワイの個人的な感情なのは分かっとる! せやが個人的な感情やからこそ……アンタに頼みたい、勝ってくれ!!」


「……分かってるよ、朝日奈君……!! 私だって今回の件で……土岐昼茂が許せないからね……だからどんな代償を払っても……私が倒す……!!」


「ありがとうな……!! 恩に着るで!! ……そんで、アンタに会うたからな……ワイも本音なら穏健派でクーデターを起こしたいんやが、穏健派は静観するとの事やったから……アンタに『過激派7人衆』の情報を渡しとくわ。……ってわけで、連絡先……交換してくれへんか?」


「うん、もちろんだよ。……戦争は情報だからね……こっちこそ感謝したいよ!!」


氷華は夕哉からの情報を貰い、東京に帰っていった。





 後日、東京では。


『Σ』東京支部と『Ω』東京支部が()()()()()()()()()()


理由は北川が受けた、部下の冬菜から受けた一報から始まった。


そして『Σ』の晴夜を除く6人と、『Ω』の6人が一同に介し、緊急会議を開くことになるのであった。

Ωのメンバーはクセが強すぎるんで、全員書き切れるかどうかが分からん。

なので次回は若干長めになりますが、ご了承願います。

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